早春の城山(鷹尾山)荒地山   
                    

山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 07/03/03




 春のような陽気に誘われて
今日もまた芦屋川を遡上することに

先週は遡りすぎて
途中道に迷ってしまったけど・・・
今日は
城山〜荒地山〜横池〜風吹岩〜高座の滝

家を出てから20分ほどで業平橋に到着


在原業平が
このあたりに住んでいたことから
名づけられたこの橋は
いつも花がいっぱいで美しい。
川岸は「業平さくら通り」と呼ばれ
見事な桜並木が続いている。

今年はあったかかったせいか
今にも咲きそうな気配がする。

 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

在原業平 





芦屋川を上ると
やがて開森橋が見えてくる
このあたりは蛍の名所で
在原業平の魂が
ホタルの光になったという言い伝えも残る。

 左手に行けば
ライトの設計によるヨドコウ記念館
でも
芦屋川の左手(右岸)を歩きます。
しばらく歩くと
高座の滝に向う分岐点があり
今回は迷わず左手に
先週はそのまま芦屋川を遡り苦労しました。
 
 写真の正面に城山が
城山の後ろに荒地山が見えるます。




またもや分かれ道、
ここは慎重に城山・荒地山方面右手に

 城山への道はやや急ではあるけど
落葉に覆われていて気持がよい。

 登山道には山躑躅が沢山咲いていた。
来週あたりは満開かも知れない。

聞くところによれば
城山は山躑躅の名所で
六甲山系のなかでも
最も早く咲くところだそうだ。
それにしても早すぎないだろうか。
暖冬のため?

  








業平橋を出発してから約40分
やっと城山山頂に
山芦屋TVのアンテナ塔と大きな木が目印

 ここにベンチがあって
阪急芦屋川駅のナチョナルルローソンで買った
お弁当を食べることにした。
焼きさば寿司




 しばし
食事休憩のあと城山を下り
黙々と歩き続ける。
だれともすれ違わない不思議なコースだ。
聞こえるのは鳥のなぎ声と風の音。
 城山から荒地山への尾根道は
「道畦」とも「馬の背」とも呼ばれている。
左手にロックガーデンが見える。
思えば先週は
右手の崖からこのあたりに這い上がってきたのだった。
 やがて、正面に荒地山が見えてくる
ごつごつした岩山だ。




ここが荒地山名物の「岩梯子」

ひるみそうになるが
ここまできてしまったからには
もう引き返すわけにはゆかない。


 

 途中
岩間をすり抜け(太った人は無理かも)
大きな岩を這いよじ登り
岩に書かれたペンキを目印に上って行く。
 もう下ることはできない。

 やっとわかった
人とすれ違わなかったのは
ここは上り専用コースなのだ。
あとでガイドブックを読むと
この山は登る山であって下りは不適と書かれていた。

 荒地山は六甲山の神の住まいで
悪事を働くと
この荒地山に迷い込んで神罰を受けるという伝説があるそうだ。










城山から約1時間
やっと山頂にたどり着いた。
ここは
岩場から少し離れたところで
荒地ではなく、広場となっている。




山頂ですこし休憩した後
横池目指して下ることにした。
 下りは、足に疲れがでてすこし辛い。
ステッキでバランスをとりながらゆっくりと下ることにした。
 途中荒地山を目指すおじいさんに会った。
初めてのすれちがいだ。




 横池を目指したつもりが
何故か高座谷に下りてしまった。
 左はキャッスルウォール。
二人連れのクライマーがいた。
 そばを通り抜け
いのしし村にでると
ロックガーデンから下山する沢山の人達に
少しほっとする。
荒地山の神のたたりはなかつたのだと。

 




高座の滝に到着
茶店ではおじさんたちがビールで疲れを癒していた。
ここは夜の楽しみとして
家までゆっくりと芦屋川を下ることにした。
 コース案内図を見ると
荒地山からの下りコースはいくつかあって
迷いやすいとのこと。

途中ナチョナルローソンでコーヒを飲んで帰路に着いた。
本日は21443歩


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