初夏の荒地山 ブックフェースからプロペラ岩へ   

山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 07/06/2
阪急芦屋川9:00→キャスルウォール10:00→ランチ岩10:30→ビッグホルダー11:00

ブラックフェース11:40→プロペラ岩頂12:30昼食13:00→荒地山ボルダー→奥高座滝

                    





キャスルウォール

 夏の六甲山は暑いので高座谷のような沢を歩くのは気持が良い。荒地山は四季を通じて快適な山歩きが楽しめる所だと思う。もしかしたら荒地山の神様に取り付かれてしまったのかも知れない。荒地山は岩山で陽射がキツそうに見えるけど、大きな岩の陰や木陰が沢山あって、吹き抜ける風もさわやかである。アプローチに谷筋を選べば、沢登りの気分も味わえて、ここが近くの山であることを忘れてしまうほど不思議な魅力がある。人が少ないことも魅力のひとつだ。
 今日のキャスルウォールはだれもいない。壁の左からフリーで足場を確保しながら慎重に登る。 
 20分ほどでキャスルウォールの頂ランチ岩@にたどり着く、ここからの眺めはいつ見ても素晴らしい。荒地山のボルダーに張り付く人達の姿が見える。岩梯子Aや七右衛門ーBのあたりから賑やかな声が聞こえる。ブラックフェースCには団体の登山者がいるようでここからも大きな声が聞こえる。今日の荒地山は賑やかだ。
 
@ランチ岩







ブラックフェース登る人たち



ビッグボルダー

 今日は岩梯子Aの上から七右衛門ーBを通らず左に進み、お座敷岩や三角岩を抜けてビッグボルダーDに行く。


サンデーモーニング



プラクテイススラブ




 ビッグホルダーからサンデーモーニンに登り、プラクテススラブをすべり降りて、岩小屋のボルダーに行く。ここからザイルを用いて下に降り岩小屋に。そしてブラックフェースに向う。



 今日のブラックフェースはどこかの山岳会の練習のようで、沢山の人達が集まっていた。ブラックフェースの沢に向かって右手からゆっくりと降りる。



 ブラックフェースを下ってゆくとプロペラ岩方面に向う分岐があり、北側にすすむ。やがて二枚岩にたどり着く。二枚岩Eから腰痛チムニー?Fに進むと、プロペラ岩が迫ってくる。ここからは比較的良い道であるが、今回もまた道を間違いプロペラ岩のはるか上のほうに出てしまった。やっとのことでプロペラ岩に天辺にたどり着いた。 昼飯はここでいただく。今日は涼しく、とろろそば、ドライアイスのおかげで冷たくて美味い。次回ははぶっかけうどんかそうめんか、夏の山歩きの楽しみが増えた。



 正面に腰痛チムニーFが見える。プロペラ岩への一般的なルートは、Fの上の道しばらく水平に歩き、谷筋で下る。そして谷に出た後、谷を右手方向に登るとプロペラ岩の下にでる。



 プロペラ岩の下は、小さな広場があって静かで涼しい。ここから一旦高座谷を下り、ブラックフェースの北側から再び荒地山をめざす。



 後方にプロペラ岩、手前に前回碇岩と名づけた岩が見える。よく見ると碇より巾着に似ているので「巾着岩」と名前を変更することにした。



 巾着岩を二枚岩の方から見ると、険しくまるで刃物のようである。岩は見る角度によって様々な姿となる。次の機会にこの岩に行ってみよう。
 二枚岩から荒地山ボルダーの天辺へ、そこで水が残り少ないことに気付き、今日はこのまま下ることにした。サンデーモーニングからは体力の消耗を避けるために七右衛門ーと岩梯子を避けて東側の迂回路を通り、高座谷に降りる。



奥高座の滝の下流

 奥高座滝で手と顔を洗い、やっと一息つく。夏の山歩きには水が大切だことを改めて思う。奥高座滝はちょうどキャスルウォールの下側にあって、キャスルウォールを通る場合は高座の滝には行けない。雨の日などは滝は滑りやすいのでここは避けてキャスルウォールを通るのが安全だと思う。
 左の写真は奥高座滝の下手。新緑が美しく谷筋を歩くのは気持ちよい。このあと滝の茶屋でトマトをあてに飲んだビールは美味しかった。


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