白石谷・有馬四十八滝巡り

        ブナの林を抜けて 有馬温泉へ
                        

山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 07/09/29

阪急芦屋川10:00→風吹岩11:20→雨ヶ峠12:00→ドヒワリ峠12:30昼食

蛇谷北山経由→石の宝殿13:30→有馬四十八滝→有馬温泉16:00




北区に住む先輩から
久々にSさんが帰ってきたので有馬の温泉近くで一杯やろう

いう事になり
痛めた肩の温泉治療をかねて六甲山越えをすることにした。
 高座の滝から地獄谷におり
右岸から風吹岩をめざす。
最初の取り付きはきついのぼりとなるが
路はよく整備されているので歩きやすい。 





 
 右手にヒラーロックやA懸垂、B懸垂跡、
ヤッホーの掛け声とともに沢山の登山者の姿が見える。
こちらのコースはただ一人、他には誰もいない。
やがて魚屋道に出
しばらく歩き風吹岩で小休憩、再び雨ヶ峠を目指して歩く。
今日の体調はすこぶるよい。
 雨ヶ峠で昼食する予定であったが、登山客で満員。
犬を連れた中国人の団体さん達もいて、
どうやら今日の七曲コースは大混雑が予想される。
ここは喧騒を避けて
ドヒワリ経由蛇谷北山から六甲山を目指すことにし
先ずは黒岩谷のせせらぎを聞きなが昼食をとろうと決めて
雨ヶ峠をあとにした。
 黒岩谷は先客があったものの
お気に入りの岩には誰も居ず
さっそくお湯を沸かし、食事の準備に取りかかった。 
 


暑い夏が過ぎ、急に涼しくなった。
  コンロを使うのも久しぶりだ。
  食事といっても即席めんを温めるだけだが
  バーナーの音を聞き炎を見ていると不思議と安らぐ。


 食事が終わり、道具を片付けていると
パラパラと雨が降りだした。
どうもこのコースは雨に遭遇することが多い。
しかし、天気予報では一過性とのことのなので
このまま予定通り山越えをすることにした。
  蛇谷北山コースは馬背ではあるが
足元が岩場ではなく
路が濡れていても七曲コースよりは歩きやすい。
ただ笹薮が多いのでズボンが濡れる。
 ドヒワリ峠から30分ほどで山頂の石の宝殿にたどり着く
そこから車道を歩き、六甲最高峰の下にある一軒茶屋に
ここからが有馬に通じる魚屋道の下りとなる。





魚屋道をしばらく下ると左手に「吉高神社入口」の標識が見える。
吉高神社の右手を通り、沢を入る。
ここは熟練者向きと紹介されていたので
気を引き締めて踏み跡を確かめながら沢を下る。
しかし踏み跡が消え行き止まりとなってしまった。
どうやらコースを間違えたらしい。
最近は遭難が多いので、ここは慎重に引き返す。
やがて左岸に踏み路があり
しばらく進むと赤いリボンの目印が見つかった。
目印を頼りに白石谷の渓谷を眺めながら下る。
一軒茶屋を出発してから約40分
急峻なガレ場にたどり着いた。
どう進めばよいかしばし悩む
足元は不安定で落石もありそう。
とりあえず谷筋にガラ場を下ると砂防堰堤があった。
そして右岸にマークがあり
有馬に通じる路を見つけることができた。
左地図 80番が今回のコース
 

 ダムを迂回する急峻な坂を登り、そして下ると、
そこはブナの林であった。
六甲山にもブナの林があると聞いていたが、
ここがそうだったのだ。









美しいブナの林を抜け、再び白石谷に。ここからは沢を下る。
やがて、美しい滝が、これが「白竜の滝」




そして、白石の滝




白滝のすぐ下流が氷爆登りで有名な百間滝などがある
紅葉谷との合流点である。





 有馬四十八滝は熟練者向き(危険)と案内版にもあるように
ガラ場や滑りやすい沢ありで転倒しやすい
ここはヘルメットの着用が望ましい。
ヘルメットは転倒や落石などから頭を守るだけでなく
気持を引き締める道具にもなる。
登山用のヘルメットは軽くて通風性もよく
特に夏場は帽子より快適である。
こんなことを道々思いながら、とにかく、今回は転ぶこともなく
無事、有馬温泉にたどり着くことができた。

 7月16日に痛めた左腕はまだ若干の痛みが残っているが、
 有馬の湯できっとよくなるだろう。
 有馬の湯を十分に楽しんだあと、六甲山の北の焼鳥屋
 美味しいお酒をいただき、3人で残り少ないかも知れない?
人生を語らい
 楽しい一日を終えることができた。

とりあえず、六甲山に感謝!


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