黒岩谷西尾根から紅葉谷  
                         

ブナの林を抜けて 有馬温泉へ 
山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 07/11/03

芦屋川9:00→高座滝9:23→A懸10:00→風吹岩10:502→

ドヒワリ峠12:10→黒岩谷→西尾根14:00→一軒茶14:40→

極楽茶屋15:18→かんぽの宿17:00




先日月訪れた紅葉谷のブナ林が見事だったので
そろそろ紅葉が始まるのではないかと思い立ち
再び紅葉谷のブナ林を見に行くことにした。
 六甲山を越えるには
いつもは七曲りコースと蛇谷北山コースのいづれかを選んでいるが
初めて黒岩谷から遡上することにした

家から歩いて30分、阪急芦屋川に着くと登山客でいっぱい。
アプローチは荒地山かロックガーデンかで悩んだが
すこぶる良い天気、見晴らしの良いロックガーデンから行くことにした。
今日はスタートが少し早かったので
先日迂回したA懸垂岩を登って見たい。



ロックガーデン案内図

 。
   
 滝の茶屋から左手の階段を少し登ったところに
兵庫登山会に標識があり
左手の谷に下りるとそこが地獄谷の入口である。
下流西側に鎖場があるが
この路は魚屋道に通じる登山道で
地獄谷には上流にあるワイヤセンサーをくぐりぬけてゆく。




魚屋道に通じる鎖場



地獄谷の入口



ゲートロック

ワイヤセンサーをくぐり抜け
谷を登ると左手にゲートロックに行くガレバ路がある。
沢から少し離れているため見落としやすい。
ここもロックの練習場でハーケンが打ち込まれている。
岸壁の右手にゲートロックの標識がある。 
 地獄谷には小さな滝が幾つかあり、
ほとんどの滝は巻かないで直登することができる。


 


最初の滝  F1



2番目の滝 F2



3番目の滝 F3



4番目の滝 F4



熊さん岩

地獄谷の小滝を登ってゆくと、小さな広場に出る。
緑の隙間からの木漏れ陽が気持ちよい。
不思議な熊さんのような顔をした岩。
 この広場からやや大きな岩場をよじ登ると小便滝
今日の小便滝に、水はなし。
 小便滝をのぼりチムニーをくぐるとそこはA懸垂岩である。



B懸尾根からA懸を望む

A懸垂岩の取り付きは左手(南側)からざれ場をのぼり
最後はほぼ垂直な岩を思い切りよじ登る。
頂は360度のパノラマ、少し足がすくむが気持ちよい。
ここで芦屋のナチョナルローソンで買ったカフェラテを呑みながら
しばし周りの景色を楽しむ。
ふと見ると西側に上りやすそうな路があった。
そういえば南面から西側にまわりこむ路があったような?
 B懸尾根は沢山の登山客でいっぱいだ。
少年の姿も見える。

 
 


沢山の登山客で賑わうB懸尾根



地震で崩れたB懸で練習



ピラーロック







風吹岩は人人人、荒地山も沢山の人がいる。
荒地山のサンデーモーニングやビッグボルダーもここからよく見える。
少し休憩してから黒岩谷を目指す。
 風吹岩から横池のそばを抜け
途中ゴルフ場の先の水汲み場で昼食用の水を補給し
雨ヶ峠をへてドヒワリ峠に向う。





 ドヒワリ峠は東おたふく山の北側、
六甲山頂を向う蛇谷北山と黒岩谷の分岐点で
住吉川の源流である。
今日の昼食は黒岩谷堰堤の下でラーメンを煮込む。
袋麺では寂しいので
メンマ+チャーシュとピーマンを添える。
川面は少し寒かったので暖かいものがちょうど良かった。
付近は数組のパーテーが食事中でいつもと違い賑やかである。
紅葉が始まっていた。


 






 

黒岩堰堤の分岐

六甲越えは、黒岩堰堤を左から西尾根伝いに行く予定であったが
黒岩谷から下ってこられたご夫婦が
なかなか面白い谷だったという話しを聞き
谷沿いのコースを行くか西尾根コースを取るか迷ったが
堰堤の上から谷に下りてしまい
このまま谷沿いを進むことにした。
 引き返しから発見したのだが
西尾根コースは2段の堰堤の上から
谷に下りるのではなく、左斜面をのぼる。
この取り付けは非常に分かりにくい。
何も考えないでいると谷に下りてしまう。
何も考えないで谷に下りるとすぐに黒岩?らしき岩が
右手にハーケンが打ち込まれている。
谷は少し紅葉が始まり美しい。




黒岩なのだろうか?



黒岩谷は住吉川の源流




谷をしばらく進むと、新しい巨大な堰堤にぶっかる。
右手の管理用階段を登りきると、また新しい堰堤
これも右手の管理用階段から登りきる。
そして新しい堰堤を作っている工事現場に到着。
工事現場を通り谷を上り始めたが
どうやら谷筋を間違えオコマリ谷にきてしまったようだ。
新しいダムが多すぎて少々げんなりする。
このまま進んで良いが
13:38
引き換えし再度西尾根を目指すことにした。

 

赤線は今回のコース

 
黒岩西尾根は眺めはよいが、馬の背でざれている。
しかし七曲や蛇谷北山より面白い。




西尾根コースを登ってゆくとやがて
先程たどり着いた工事現場が見える。
やはりオコモリ谷に向っていたのだ、
左手が黒岩谷だが何処に分岐があったのだろうか。




やっと一軒茶屋にたどり着いた14:40
 ドヒワリ峠からは30分程度で来れそう。
少し疲れたが
予定通り紅葉谷経由で有馬に行くことにした。

一軒茶屋から40分ほどで極楽茶屋
紅葉谷の入口に到着する。
 
 
 一軒茶屋から極楽茶屋跡までは
ベルビューアリマロードと呼ばれる
六甲山縦走路が自動車道と交差しながら続いている。
今日はこの道を行く。
途中西おたふく山に行く標識がある。
この路もいつか行ってみたいコースだ。




紅葉谷ブナの林にたどり着く、ブナの紅葉は少し早かったが美しい。











 ブナの森をぬけ、七曲の滝の傍を通り有馬温泉に
今日はかんぽの宿の金泉で汗を流し
ニュルンベルグで喉を潤し
18:40芦屋行きのバスに乗った。
石宝殿を過ぎ展望台付近から大阪湾のパノラマ夜景が広がる。
バスの中から驚嘆の声が広がる。
今日もよく歩いた、
秋晴れの充実した一日であった。


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