再び水晶谷に挑戦                                 

山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 08/3/15

東灘区役所前9:32→住吉台エクセル9:45→五助堰堤10:10→大平岩休憩所10:20

西お多福分岐10:57→西滝ガ谷堰堤11:00→水晶谷堰堤11:18

水晶谷第三堰堤12:10→水晶小滝12:37→水晶大滝12:53発13:16→凌雲台14:20

凌雲台発14:35→番匠畑屋尾根入口14:52→湯槽谷山15:50→有馬温泉16:30





先週3月8日
初めて西滝ガ谷&水晶谷を遡行し
西滝ガ谷のダム群にてこずり
二度と行きたくないと思ったが
コースを間違えたのではないかとの思いにとらわれ
再度挑戦することにした。
今回は途中ショートカットで区役所前からくるくるバスで住吉台に
そこから五助堰堤を抜けて大平岩の休憩所に向かった。 
 五助のねこ柳も咲き始め
今日は春の陽気。歩いていると汗が噴出す。
五助の堰堤から住吉道に入ると
ひんやりして気持ちがよい。
今回は左岸ルートにチャレンジすることにした。




  

朱線は先週(3/8)のルート

 




西滝ガ谷低ダム群


西滝ガ谷1号低ダム



西滝ガ谷2号低ダム 10:38




西滝ガ谷3号低ダム 10:42

 勢い込んで、
西滝ガ谷1号低ダムの左(右岸)から入ろうとしたが
ダムにぶつかり挫折
仕方なくダムの右側から突入した。
成功!
このまま
ずいずいと3号低ダムまで谷を歩く。
3号低ダムは先週左岸から右岸に渡ったダムだ。
5号と6号低ダムも左岸と右岸の往来が出来る。
右岸コースで西滝ガ堰堤まで行くと
崖を無理やり登る羽目になるので
少なくとも6号低ダムで左岸に渡るほうが良いと思う。
西滝ガ堰堤までには1号から7号の低ダムがある。



西滝ガ谷4号低ダム 
3/8 右岸より



西滝ガ谷5号低ダム
10:48 左岸より



西滝ガ谷6号低ダム右岸 より



西滝ガ谷7号低ダム 3/8

 今回は3号低ダムから左岸の登山道に移動したが
西滝ガ谷の低ダムの沢歩きは
さほど魅力はない。
休憩所の下の大平岩から左岸を少しだけ進むと
、西お多福山と分岐があるので
そこから西滝ガ谷の左岸登山道を歩くほうがよいと思う。



西滝ガ谷左岸登山道
 6号低ダム付近 10:55

この前歩いた右岸は
荒れた道で熟練者コースとは
こんなものかと関心していたが
、左岸は写真のように整備されていて
子供やお年寄りでも快適に歩くことが出来る。
そういえば先週は西滝ガ谷堰堤の先で、
一人歩きの年配のご婦人に出会ったし
更にもっと先の水晶谷堰堤には
大阪の小学生が記した木札があって
こんな所までよくこれるものだと感心したが
このルートなら楽勝だ。




西滝ガ谷堰堤 11:00

 余裕が出たせいか
左岸から一旦6号低ダムに降りて
踏み道の確認をする。
 先週7号低ダムから谷底を遡上し、
西滝ガ谷堰堤の左手
(写真の対岸-右岸)から崖を這いずり上がり
そして
尾根から転げるように谷に降りたところで
年配のご婦人にであった。
話を聞くと
どうやらルートを間違っていたようだ。
今回は教えてもらった左岸コースを忠実?にトレース

そのとうり
右岸は地獄、左岸は天国であった。
西滝が谷堰堤の左岸から再び谷底に降り、しばらく進むと
左にロープがあり水晶谷堰堤に登る坂道となる。
ここはすでに学習済みなのでルンルン気分で進む。




水晶谷堰堤 11:18

 水晶谷堰堤は副堰堤を持つ高さ23m、幅50m大きなダムである。
防護柵には大阪1年2組祖ノ山会2006.6.18

書かれたプレートが取り付けられていた。
今回の課題はこの先の水晶谷第二堰堤である。
前回は水晶谷堰堤から谷に降りて
しばし谷底を歩き、副堰堤を越え、
本堰堤の左手(右岸)から鋼製ワイヤを伝って堰堤階段を上った。

 この第二堰堤は高さが25mもあって
これを登るには難儀であった。
第二堰堤を高巻き出来る道がないかと
堰堤のトップあたりを探して見たが見つからない。
谷に降りる印と下りのロープが張ってあるので
先週と同じく
ここは堰堤から直接下ることにした。



参考 
水晶谷第二堰堤の登り 前回 3/8




参考 
水晶谷第二堰堤 前回 3/8


 水晶谷第二堰堤は写真上に示すように
右岸にステップと鋼製ワイヤがあるが
ステップが高くて、足がなかなか届かない。
ここはバックして
左岸からの高巻きが安全だと思う。





 道筋の説明を元に戻し
先の水晶谷堰堤から谷に降りると
なかなか感じのいい沢に出る。
せせらぎの音もさわやかで、小さな滝もあり、このまま進めば
またしても、
水晶谷第二の副堰堤に行き着くことになるかもしれない
と思いつつキョロキョロしながら歩いていると
左手の崖にロープがあった。
この前もこのロープの存在には気づいていたが
前方にも黄色いテープがあったので直進してしまった。




第二堰堤高巻き分岐 11:33



小さな広場 11:40



ぐるぐる巻きテープ 11:41

 水晶谷堰堤の天端から15分ほどで
第二堰堤高巻きの分岐に
ここからかなり急な坂道を登ると小さな広場に出る。
もしかしたら
この前
迷い込んだ道なのではないだろうか。
水晶谷第二堰堤の先の谷に
横断するトラロープがあり
左手(右岸)に分岐があったので
行ってみると荷造りテープいたるところに張り巡らされ
最後は木にテープがぐるぐる巻きにされていた。
不思議な風景だったので
そこで引き返したのだが・・。
もしかしたら
広場を少し進むと
やはりテープでぐるぐる巻きにされた木があった。




分岐A谷底横断ロープ 11:50

 荷造りテープは
ぐるぐる巻きの木から延々と谷底付近まで続いている。
確かに迷路のような場所なので親切かもしれないが
少しやりすぎの感もしないでもない。
そういえば
このコースはめったやたらとテープがある。
荷造り用のテープがだらしなくぶら下がっていたり
黄色いガムテープが木に何重にもぐるぐる巻きにされていたり
同じ箇所に沢山のテーピングされていたり、
そこまでするか
とつい思ってしまった。
先週は分岐Aの横断ロープで
ここからは進入禁止の印かと勘違いしてしまった。
トラロープの本来の目的は立ち入り禁止のはずなのだけど・・・
そんなわけで
少し愚痴っぽくなったが
トラロープを無視して谷を上る。







水晶谷第三堰堤 12:07

 そして
水晶谷第三堰堤を上る。
ただしその前に
この堰堤も副堰堤を持つ大きなダムなので
まず副堰堤を右手(左岸)のロープ伝って登る。
ダム天端はの上流側は
崖が崩れているので慎重に辺りを見渡してから谷に下る。
そして本堰堤は
左の写真に示すように
第二堰堤と同じく高さ25mで
昇降用?のワイヤとステップがある。
ステップには結構土砂が堆積しているので
足が短くても上り易い。




水晶谷分岐 12:21 
右手の谷に進む

 水晶谷第三堰堤を
ヨイコラショと乗り越えると谷の分岐がある。
ここは迷わず右手の谷に進む。

10分後にまたしてもダムが・・・・・、
小さなダムの少し手前に右からの上り口があるので
またもヨイコラショ・・・。




水晶小滝 12:37

 水晶谷分岐の近くでおにぎりを食べ
15分ほどで水晶小滝に到着した。
滝の右手に巻き道があるが
小滝を左手から直登することにした。
 ここまでダムだらけで
手ごろな岩場がなかったが、
ちょうどよい感じ
足場もしっかりしている。 
小滝を登ると
すぐ右手にロープがあり
巻き道に通じる。
巻き道の登りもきついが
ここも結構きつい。
小滝を越えたら真直ぐ堰堤に向かい堰堤の左から越える方が安全
(朱字は08/11/15修正)



小滝から下流を見ると



小滝の上部から再び巻き道に上る



水晶大滝手前の堰堤 12:47



立ち入り禁止のトラロープが・・12:53

 
水晶小滝を登りきると
左手に小さなダムが・・・・
そして、沢に下り、
しばらくすると新しいダムが・・・・・・
このダムはタラップがついているので
少しは登山者に配慮されているみたい
魚道のあるダムと同じですね。
登山者にやさしいダム?・・・・
 タラップを登りタラップを下ると
ガラ場が、そしてその先には立ち入り禁止のトラロープが・・・・
実はこのロープの先に新しいダムが作られたようで
ロープをくぐると水晶大滝があるのです。
せっかくの砂防ダムの下が危険とは不思議なことです。
ここはダムを信じて中に入ることにしました。




水晶大滝 12:53

水晶谷と西滝ガ谷はダムダムダム・・・
谷の入り口大平岩からここまで約2時間30分
沢歩きは楽しいけれどダム越えはとてもしんどかった。
この後も5つのダムを超えなければならない
ダムダムダムダムダム
50分ほど歩けば
水晶谷から開放される。
そして有馬に下りて
ゆっくりお湯に浸かろう。
ニュルンベルグでのどを潤そう!

今日も一日ご苦労さんでした。




地図はここからPDFでダウンロードできます。


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