お江戸観劇ツアー
    
2012年3月25日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery



深津絵里さんの芝居を観に行かない

声をかけたら
瑛太のファンも参加して
賑やかな観劇旅行になりました。
折角ですからお江戸見物も兼ねて
豪華な芝居見物です。

新大阪で新幹線を待っていたら電線に何かが引っかかったとかで
なんと40分遅れ
早々からハプニングです。
余裕を持ってスケジュールを立てたのに
昼食は車内でお弁当
ホテルのチェックインは後回しにして
荷物を抱えて渋谷のシアターコクーンに・・・
天気予報では晴れか曇りだったのに

先が思いやられます。

3月24日13:30開演 なんとか間に合いました

「ガラスの動物園」


 
作   テネシーウイリアムズ
演出         長塚圭史

母 アマンダ    立石良子
娘 ローラ      深津絵里
息子 トム          瑛太
トムの友達 ジム 鈴木浩介

1930年のアメリカの苦しい時代を描いた
悲しくてとても辛い芝居なんですが
よかったです。
詳しくはまた観劇記で


感動の余韻を残したまま
渋谷から銀座に移動

18:00開演 日比谷シアタークリエです

「幻蝶」



脚本   古沢良太
演出   白井  晃

内野聖陽 田中圭 七瀬なつみ 中別府葵
細見大輔 大谷亮介

瑛太のファンは田中圭のファンだそうです。
私は内野聖陽のファンですけど

内野さんがこんな激しい役を演ずるのか
引籠り役の田中圭がさなぎから蝶のように脱皮
個性的な登場人物たちによって
壮絶なバトルが繰り返されますが・・・・
ちょっと悲しいラストでした。
休憩なしの2時間の舞台
劇場を後にして
・・・

夕食は某ホテルの超高層階のレストラン
ライトアップされた東京タワーを眼下に眺めながら
美味しい料理とお酒 それに
いい芝居を2本も観て
幸せです

明日は
浅草から日本橋まで川下り
芝居は
鄭義信渾身の新作書き下ろし演出作品
『パーマ屋スミレ』
南果歩や松重豊が出演します。




朝早起きしてホテルの庭に
東京の開花基準木(染井吉野)
開花状況は つぼみ




予想では3月30日開花とか
今年は遅いのでしょう




基準木はまだ固い蕾

ところが・・・・



梅(左)と河津桜




河津桜は満開です。




寒緋桜も満開です。

早く咲く桜もあるのですね。

それでは隅田川下りに行きます。
水上バス カワセミに乗って

カワセミは昨年9月に運行が開始された
定員70名の小さな船で
通常の水上バスより低く作られているため
豊海橋など桁下空間の低い橋をくぐることが出来ます。



カワセミの船着き場
浅草の言問橋と吾妻橋の間




カワセミが来ました
小さな船です。





ここから ばっちりスカイツリーがみえます。




見えますか
あさひビールの壁に映る何とか




吾妻橋




吾妻橋と金ぴか雲とスカイツリー




駒形橋通過




厩橋




蔵前橋通過・・・




両国橋通過・・・




新大橋通過

初期の頃の斜張橋 きれいですね




多分 満年橋

そして




美しい清洲橋です





大好きな豊海橋(とよみ橋)
フィーレンデール形式と呼ばれる
四角にくり抜いたラーメン構造の橋です。
この橋をくぐりたかったのです。
カワセミでしか潜れませんから・・・

橋の袂に大好きな永井荷風の碑があります。

「豊海橋鉄骨の間より斜に永代橋と佐賀町辺の燈下を見渡す景色
今宵は名月の光を得て白昼に見るよりも稍画趣あり。
満々たる暮潮は月光をあびてきらきら輝き
橋下の石垣または繋がれたる運送船の舷を打つ水の音亦趣あり。」
(永井荷風 断腸亭日乗 より)



豊海橋を通過して
狭い運河に入ります。




湊橋 カワセミだから・・・



左手に日本橋水門




こんなところを通過して




日本橋に到着




楽しい船旅でした。

そして
日本橋から新国立劇場に向かいます。


『パーマ屋スミレ』

作・演出:     鄭 義信
出演:       松重 豊
           南 果歩

鄭 義信(チョン・ウィシン)による新作描き下ろし演出作品
昨年西宮の芸文でみた「焼肉ドラゴン」
あの感動をもう一度!

朝鮮戦争が始まった1950年代を描いた
『たとえば野に咲く花のように』
そして万博が開催され高度成長期のまっただ中の
在日コーリアン家族を描いた
『焼肉ドラゴン』
二作の真ん中の1960年代がこの芝居の時代背景です。
舞台は
九州のある炭坑町
在日コーリアンの美容師(南果歩)を中心に
炭鉱事故による機能障害をめぐる訴訟
生活を守るための必死の戦いが展開されます。
すざましい怒涛と喧噪
水の入ったバケツがひっくりかえり
前列の観客には防御ようのビニールシートが渡されていて
(幕前に防御の練習があるのですけど)
熱い芝居でした。
そして
今日は千秋楽です。
皆さん気合が入っていたのでしょうね。
芝居が終わると
鳴りやまぬカーテンコール
南果歩さんはもう興奮状態

今度は役者さん達があちこち指さしながら
誰かを呼んでいるようです。

現われました・・・・ 鄭 義信・・・
沸き起こりました
スタンディングオベーション

鄭 義信
熱い劇作家です。




三姉妹 左から
長女:高初美(根岸季衣) 次女:須美(南果歩) 三女春美(星野園美)




左端は進行役の大きくなった初美の息子大吉(酒向芳)
左の三味線は長本批呂資、アコーデオンは朴勝哲
 中央 父洪吉(青山達三)とスミレ




初美の息子大吉(森田甘路) 須美 須美の夫(松重豊)




パンプレットより





ロビーには舞台のミニチア模型がおいてありました。
舞台では三輪トラックは動くし、ポンプからは水が出るし
リアルな舞台でした。















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