『老いと建築』 
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観劇記 あまご 
2021年11月14日 
 
2年ぶり(正確には1年と8カ月)の2泊三日の東京観劇旅行
土曜日は予定があるので日曜発
3名の小さな観劇旅行となりました
初日の「老いと建築」は開演が12:00だったので
家を出るのが朝の7時前
新大阪発7:57のぞみ90号に乗り込みました


9:37
久々の富士山です

JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車
ここは東京ではなく武蔵野市です
西明石〜吉祥寺までの往復切符が役に立ちました
吉祥寺シアターまでは徒歩で5分



開演までは1時間ほどあったので
ホールの喫茶店で食事しました
おしゃれなお店でした


写真は吉祥寺シアターHPから
最大収容定員:239名
ブラックボックスタイプ(客席と舞台が一体となった四角い空間)
「暗転」ができるよう暗い色調で囲まれています



STORYは阿佐ヶ谷スパイダーズHPより

高齢ゆえにバリアフリー化を余儀なくされる家。
独り住む老婆は美意識を損なう老いを受け入れることが出来ない。
娘や息子はさらにその先の改装・改築を考える。
老婆は彼らにこの家を渡したくはない。
同居の甘言を囁く子供達孫達と
歳を重ねるごとに性格が激しく歪む老婆との応酬。
さらにこの家を設計した建築家
既に先立った夫の幻影と思い出が現在と入り混じり
ますます老婆の言動は乱れゆく・・・


久々の阿佐ヶ谷スパイダース
2016年12月の「はたらくおとこ」以来ですから5年ぶり
男だけの劇団だと思っていたら
たくさん女優さんがいらして驚きました
パンフレットには村岡希美さんをはじめ
6名の女優さんが加わったと書かれていました
グーンと厚みが出てきましたね

今回の芝居は
この家を建てた建築家(鏡像)の想いと
そこに住み続ける老婆の想い
三代に渡る母親を衷心とした家族たちの物語です
それぞれの母親達には秘密が隠されていて
あらわになってゆく過程に興味がそそられました
どんな家に住みたいか
芝居にも出てきましたが
私は
暖炉か木炭ストーブのある家に住みたいですね
夢ですけど・・・
建物の寿命は何年なのでしょう
橋はかって50年と言われてましたが
今は補修して100年200年の耐久性が要求されています
家は住み始めて50年もすれば自分自身が老化してしまいます
「老いと建築」
タイトルの如く考えさせられる芝居でした。
ちょっと重たかったけど・・・
家というのはそうゆうもんなんでしょうか


 

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