『シャンガリアン』 |
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Masao'sホーム 観劇記 あまご 2021年11月15日 |
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作:横山拓也演出:松本祐子 出演:たかお鷹、高橋克明、林田一高、奥田一平、川合耀祐、 吉野由志子、金沢映実、吉野実紗 会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 上演時間 2時間20分(途中休憩15分) あらすじはチラシから こは創業60周年を迎えようという老舗のとんかつ屋「たきかつ」 家業には見向きもしなかった長男の琢己が 決意も新たに店を継ぐという。 ついては大々的にリニューアルも行うらしい。 店が変わってしまうことに一抹の不安を覚える母・幸子とベテランの料理人・金村は 将来への期待も同時に持っていた。 そんな折 常連客の一人が留学生を連れて来て…。 古い店に新しい風は吹くのか 私たちとほとんど同じ姿を持つ 異国の誰かはどんな風を吹かせるのか…。 小さなとんかつ屋に起きた ささやかだけど深い変化の物語。 |
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古びたとんかつや「たきかつ」にはネズミが暴れまくっている その対策としてシャンガリアンを飼えばネズミはいなくなるという 知らなかつたけどシャンガリアンとはネズミの仲間 ハムスターのことらしい ネズミ退治にはネズミの仲間であるハムスターが有効だと ハムスターを飼育するモンゴル人留学生(奥田一平)が ハムスターとともに「たきかつ」の2階に下宿することになる そして留学生は「たきかつ」でアルバイトをすることになるのだが 外国人ということで周りからは冷たい眼で見られている 留学生=異人種→ネズミの異種=ハムスター こんな関係図が浮かんでくる 街を歩いていると 外国人留学生と思える若者たちをよく見かける 彼らは昼間はウーバーイーツでアルバイトし 夜は食品工場などで働いているのではないかと想像する 農業も漁業も働き手がいなくなり 彼らが支えていると聞く 過酷な労働と冷たい視線 昔ロンドンに行ったとき 厳しい仕事は移民や外国人が担っていて 下層階級のイギリス人たちは仕事を奪われて 彼らを恨んでいると聞いたことがある 一方 ロンドン芝居を見ていると ロミオが黒人であったり 多様な民族の人達の組み合わせによる芝居が上演されている 日本もどんどん人口が少なくなり ロンドンやヨーロッパのようになるのかもしれない ちょっと暗示的な芝居でしたね モンゴル人留学生を演じた奥田一平さんは 「熱海殺人事件」では大山金太郎役でした いい雰囲気でした この芝居の3日前には同じく 横山拓也 作・演出の「フタマツヅキ」を観ました いろろな芝居が書ける劇作家ですね 次作も楽しみです |
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