『徒花に水やり』 
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観劇記 あまご 
2021年12月23日 
 
今年最後の芝居は作・演出;土田英生による
「あだばなにみずやり」
共演の千葉雅子さんとは「姐さん女房の裏切り」以来
8年ぶりの共演だそうです
確か観た記憶があるのですが観劇記にはありません
2013年6月上演だそうです
???
千葉雅子さんは2012年6月13日に「燕のいる駅」で観劇しました


前列右端が千葉雅子さん
年の瀬ですから古き思い出に浸ってしまいました
さて
「徒花に水やり」は「姐さん女房」と同様
やくざの一家の子供たちを描いた芝居です

あらすじ

社会からはみ出した子供たち。
大人になった彼らが築く関係とは。

地方を拠点にした暴力団『日和組』。
三次団体とはいえ一時期は羽振りもよかった。
しかし上部組織からの無理な要求、
組長だった日和清凪の死亡をきっかけに廃業した。
その組長には四人の子供がいた。
親代わりとして生きてきた長女の千秋
かつての上部組織に恨みを持ち続ける長男の春吉
裏の世界で生きる次女のフユ
そして……幼い頃に養子に出され
幸せに育った三女の奈津実。

その奈津実が幸せこの上ない笑顔で実家にやってくる……
菅原玄という男を伴って。
それは彼らにとって……
曰くのある相手だった。




右端がしっかり者の長女の千秋(千葉雅子)
中央が自由人の次女フユ(桑原裕子)
左端がちょっと頼りない長男の春吉
そして
現れたのは三女の奈津美(田中美里)
春・夏・秋・冬と四人の兄弟が揃った

とんでもない男が現れた
緊張するとしゃべれない菅原玄
玄を演じた岩松了さんは客演でその代わり台詞がないのかと思いました

突然しゃべりだし
驚きました
実にユニークな存在です
舞台も和洋折衷で
和室にシャンデリヤ
刀剣が飾られていました
パンフレット写真のような和室ではありません



今回もまた
土田英生さんの不思議な世界に引き込まれてしまいました
土田さんを始めバリバリの演出家が
3人も出演するのですから
それだけでも驚きです
私にとって今年最後の芝居にふさわしい
見ごたえのある舞台でした



来年も楽しみにしています

 

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