『あるジョバンニとカムパネルラの物語』 
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観劇記 あまご 
2021年11月14日 
 
作・演出=大村未童
企画・製作=久留飛雄己 松田周
会場:シアター風姿花伝



東京観劇旅行2日目のマチネ(昼公演)は
青年座の『あるジョバンニとカムパネルラの物語』です
劇場は風姿花伝
元青年座の女優那須佐代子さんが支配人
100席程度の小さな劇場です

ジョバンニとカムパネルラは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する少年
9月に京都で栗田桃子さんの朗読による「銀河鉄道の夜」を聴き
感動しましたから
この芝居がどんな展開になるのか
とても楽しみにしていました

キャスト
光=松田周
影守=久留飛雄己
姉ちゃん=大竹華(ENGISYA)
麗美=中村蓮(ENGISYA)
車掌=須賀田敬右
看守=松川真也
ベム=辻親八(オフィスPAC)

あらすじは
多分東京の貧しい下町で生まれ育った光と影守
「ロックスター」になった光
「テロリスト」になった在日朝鮮人三世の影守
まさに光と影です
幼馴染の二人は
ある刑務所の面会室で再会します
二人の友情は固く結ばれ
いつか二人は汽車に乗って遠くに旅をすることを夢見ています
影守は死刑を宣告され
二人の旅は絶望かと思うのですが
光は影守に生きる希望を持つようにと訴え続けます

夢の中なのでしょうか
二人は銀河鉄道に乗って旅をします
しかし
物語は意外な展開となります
面会室で二人の立場が入れ替わり
???
見終わったあと
会場の出口で脚本演出の木村未童さんに偶然遭遇
ちょっと分かりにくかったところ教えていただき
納得

とても不思議な物語でした
久しぶりに涙がでました
台本があったので
芝居を観終わったあとも
不思議な世界に浸っています

光と影
 松田周さんと久留飛雄己さん
素晴らしい本当に素晴らしい熱演でした
小さな劇場で生き生きとした芝居を観れる
感動の東京観劇旅行です

この後のよる公演は新宿サザンシアター
文学座の「シャンガリアン」観劇予定です
楽しみです

 

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