荒地山・高座谷徘徊マップ   
                    

山と橋を渡る
                             Masao's Photo Gallery 07/06/16(土)





 図中の数字は●~●間の概略距離(m)50mエスロンテープと高度計(EMPEX)による補正
  @Cは岩に赤ペンキで記された分岐印、Dは黒ペンキ
  参考地図 神戸市都市計画  1/2500

徘徊マップは更新しました。2011年4月03日
荒地山徘徊マップ Ver5.1



1.マップ作成の目的 

 荒地山に行くには芦屋川から鷹尾山(城山)をへて
道畦→岩梯子を登って行くコースと
風吹岩から魚屋道を通り横池→黒岩もしくはなかみ山を経由して行くコースが一般的
しかし
荒地山のボルダーやブラックフェースキャスルウォール・プロペラ岩などに行くには
高座谷を通ることになるが
この辺りは登山地図にも詳しくは載ってなく
昭文社の「六甲・摩耶 山と高原地図」も位置関係が曖昧で
高座の滝にある案内板や
先人達が作成した道標を頼りに徘徊することになります。
こんなわけで
高座谷と各ポイントの位置関係を少しでも明確にしておきたいと思い
神戸市都市計画局発行の「ロックガーデン2500分の1」をベースに
50mエスロンテープとEMPEXの高度計用いて大まかな
「荒地山・高座谷徘徊マップ」を作成しました。

まだ完全なものとは言えず正確さにも欠けるかとは思いますが
少しずつ修正して行くつもりです。


2.キャスルウォール・奥高座の滝コース

 芦屋川からキャスルウォール・奥高座の滝に行くには
高座の滝から高座谷を遡上することになります。

最初の堰堤Dam1は左手に!
河原に降ります。

(河川は上流からみて左を左岸右を右岸と河川では呼びます)
Dam1からDam3は右岸が歩き易いと思います。
Dam3で堰堤を横切り左岸から

やがて天辺に大きな落石が載った荒地山堰堤に到着します。



荒地山堰堤



荒地山第2堰堤の 副堰堤(峰の池)

 しばらく歩くと
荒地山第2堰堤と副堰堤の下の広場に到着。
副堰堤は「峰の池」と書かれた案内板があって
大きな鯉が泳いでいます。
鯉にはそれぞれ名前がつけられています。
そういえばこの辺りのイノシシにもそれぞれ名前があるようで
「ゆう子」がどうだこうだと会話してる人達をよく見かけます。
多分毎日登山のベテランさん仲間の共通の愛称があるのでしょう。

 副堰堤から本堰堤まで急な坂道を登ります。
そのまま左に進むと谷から;離れてしまいます!




荒地山第2堰堤



右の谷筋に降り堰堤の上流へ

 荒地山第2堰堤から
沢山の岩が転がる沢を登ると
数分でキャスルウォール入口(右手)と奥高座の滝の分岐に到着
奥高座の滝の直登は難しく
岩場が濡れている時は非常に危険です。
キャスルウォールの入口もしくは
奥高座の滝の手前から右手に迂回路があるので
迂回路を通るのが無難です。
キャスルウォールの入口は大きな赤いペンキの矢印があって
ロープがあり
(ロープやペンキはH21年に撤去されました)

そこを抜けるとキャスルウォールの岩壁がいきなり立ちはだかります。



キャスルウォール下
キャスルウォール入口



ロープを上るとキャスルウォール
(今はロープはありません)









キャスルウォールの左手から登ると数分で頂上のランチ岩に着きます。
そこから荒地山のメインルート道畦まではスグです。


 
3.キャスルウォールからブラックフェースへ
 キャスルウォールの下から北側にブラックフェースに向う道があります。

ここで
一旦高座谷に降ります。
そこがC4の分岐です。
ここも迷いやすい分岐です。
谷筋を直進すればブラックフェースに出ますが
左手を行けばC5をへて魚屋道もしくは黒岩に行きます。

谷を直進すると
しばらくして右手にアパッチの砦にゆく道があるのですが
砦の天辺で行き止まりとなります。




赤ペンキ岩@



C4 標識



赤ペンキは一度消されたのですが
なぜか
また復活しています。
ペンキには惑わされないでね!



菱形岩の赤ペンキ岩A



赤ペンキ岩B

 アパッチの砦から少し上流に分岐があり
左に進むとプロペラ岩に至る沢道で
右に進むと菱形岩の赤ペンキAに
岩の右から斜面を登ると岩梯子・荒地山に
岩を左に行くとブラックフェースの下に

北に進むと甲南山岳会のプレートがあり
更に急な坂を上ると
林を抜け空が見えはじめます。
そして
風化した花崗岩の丘に
そこに黒ペンキでプロペラ岩と書かれた岩(黒ペン岩C)が
右手斜面を登ると二枚岩
二枚岩から荒地山ボルダーの天辺までは数分でたどり着きます。
かなり複雑ですが
迷っても無理をしないで引き返し
踏み跡をたどれば
大丈夫です!




黒ペン岩C



クズレ岩

 黒ペン岩C左斜面を下ると
風化した崩れ岩に
クズレ岩からはプロペラ岩や巾着岩
後方にはアパッチの砦が見えます。
クズレ岩から谷筋に下り
再び沢を上りプロペラ岩に!



巾着岩



アパッチの砦

 崩れ岩から谷に下り
そこから谷を上ると15分ほどで
二枚岩への分岐に

ここからプロペラ岩までは迷いやすいのですが
沢伝いに進むと
無理は禁物です!
無理をしなければ
プロペラ岩右下に到着します。
プロペラ岩への上り口は左手にあって数分で頂上に
ここからの眺めは黒岩と同様
大阪湾が一望でき
素晴らしいポジションです!



 プロペラ岩頂上



プロペラ頂上からの眺め

  プロペラ岩の頂上からは
小道があり
西(左)に進むと黒岩の直上にでます。
そこから荒地山に行く道は1本で迷うことはありません。
プロペラ岩から15分ほどで荒地山山頂に到着
 荒地山からD5を通過し芦屋ゲートへの分岐までは平坦な道を約7分
D6方向に下り5分でボルダーに
サンデーモーニングから荒地山ボルダー群を眺め小休憩のあと
ボルダー分岐から二枚岩に向います。



荒地山山頂



芦屋ゲート分岐 右に



ボルダーの頂上 右が二枚岩への分岐




サンデーモーニングからの眺め
岩小屋のボルダーに誰か・・



ボルダー頂上の分岐から5分ほどで二枚岩
ここから黒岩やプロペラ岩が一望できます。
 黒岩の1本松と南面の断崖
そして右手下方にプロペラ岩が見えます。







赤ペン岩C

 二枚岩からブラックフェースを
北側から回り込んで
ブラックフェースの分岐に到着くC。
ここを左に行けばプロペラ岩
右に行けばブラックフェース入口

→赤ペン岩Bを通りキャスルに



ブラックフェースの標識



ブラックフェース下



赤ペン岩B



赤ペン岩A

 ブラックフェースから左手キャスルウォールに進むと
C4分岐で紹介した赤ペン岩Bに
そしてここを下ると再び赤ペン岩Aに帰ります。
 しばらく下るとアパッチ砦の下に
そしてC4からキャスルウォールを経て帰路に



高座谷C4の上流あるアパッチの砦
16:03
このあとキャスルウォールで休憩
帰ります!




今回の目的地はこのプロペラ岩
無事たどり着きました。
頂で自然を独り占め
最高の気分

 約6時間


 芦屋川阪急10:54→滝の茶屋11:18(11:25発)→奥高座の滝12:08→クズレ岩12:35(発12:55) →
 プロペラ下13:10→昼食プロペラ天発14:44→荒地山15:00→荒地山ボルダー15:25→二枚岩15:20
 (15:44発)→ブラック15:55 →キャスル16:10(休憩)→高座の滝17:00 

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