桃介橋 4径間吊橋  
    
 
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery




 いつか渡ってみたい吊橋のひとつが桃介橋です。今年の春、AKIさんから届いた写真を使わせていただきました。桃介橋は主塔が3本ある珍しい4径間吊橋です。(小鳴門橋も4径間ですが)最も径間数が多い吊橋は藤井寺市と柏原市間に架かる5径間(主塔が4本)の玉手橋です。








 桃介橋は大同電力(後の関西電力と中部電力)の読書発電所建設のため資材を運ぶために造られた吊橋です。橋長248mの吊橋は当時としては最大級だったようです。現在は歩道橋として利用されており、ごく最近補修されました。




移設された双葉御殿
 桃介橋は福沢桃介にちなんで付けられた名前で、当時桃介は大同電力の社長で電力王と呼ばれていました。桃介は福沢諭吉の娘と結婚し養子となったいたいましたが、晩年は自由民権運動家書生芝居で知られる川上音二郎の妻貞奴と双葉御殿で暮らしていました。左の写真は当時、名古屋にあった双葉御殿をこの地に復元・移設したものだそうです。
 



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