青春18きっぷの旅(その2)
  
      
    
2017年08月20〜21日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery


青春18きっぷ後半戦
残り2枚でどこに行くか迷いましたが
未踏の地
天橋立と伊根に行くことに
宮島・松島は行った事がありますが天橋立は初めてです
伊根は映画 「寅さん」の舞台にもなり
一度は訪れてみたい所でした



一番近いルートは福知山線ですが
7月に観た芝居
「故郷」
水上勉の故郷
原発街道を通ってみたかったのです
回り道です

西舞鶴〜福知山間は第三セクターの京都丹後鉄道なので別料金
JR区間の神戸〜福知山間は乗車賃2270円
一泊なら青春18きっぷで行くメリットはありません
金沢〜糸魚川間も第三セクター
原発のある区間だけが優遇されているように感じます
本来
道路や鉄道は人々の暮らしを平等にするための
高い見地に立って
儲からない区間こそ税金で運用して
日本に暮らす全ての人々が交流し
豊かな暮らしができるように
交通や通信があるのだと思っていたのですが・・・
国鉄の民営化の後
採算性の悪い区間は第三セクターに移行
情けないです



7:44 芦屋駅にて新快速に乗換
芦屋発
米原着

敦賀着

東舞鶴着

西舞鶴着

天橋立着
7:44 JR神戸線新快速・米原行 16駅
9:26着
9:34 JR北陸本線・敦賀行き 11駅
10:20着
10:44 JR小浜線・東舞鶴行き 23駅
12:50着 
13:20 JRリレー号・福知山行
13:27着 
13:37京都丹後鉄道宮津線・豊岡行き 6駅
14:16着
所用時間6時間37分 乗車時間5時間22分



敦賀 10:20〜10:44
敦賀半島には日本原子力発電の敦賀原発
関電の美浜原発
高速増殖炉もんじゅもあります



途中小浜駅で18分の停車 11:46〜12:04
お腹が空いたので駅の売店に
お弁当は売り切れ(なかったのか?)
仕方なく
お茶とジャガリコで我慢



小浜線は海岸を走っているようで走っていないのです
三方五湖もチラッと見えるだけ
大飯あたりでやっと海岸線がみえました
大島半島(写真上)は大飯原発があるところ
左手に大島半島を結ぶ青戸の大橋(橋長743m)が見えます
暫くすると高浜原発
敦賀から高浜までの若狭湾が原発街道です

2017年8月現在稼働中の原発は5基
九電川内原発1号機2号機
四国電 伊方原発3号機
そして
関電の高浜原発3号機4号機です



12:50 東舞鶴駅に到着
次の電車は西舞鶴行リレー号13:20発
30分の乗換時間があるので構外に



近代的な駅舎ですが
最近はどの駅も味が無くなりました
駅のコンビニで焼きサバチラシ弁当を購入



構内には戦後大陸からの引揚を記念したモニュメントがありました
一昨年平成27年10月10日に
「舞鶴引揚記念館所蔵資料」が
ユネスコ世界遺産に登録されたそうです



戦争のない世の中になることを祈ります

さてここからが
本格的な旅なのですが
西舞鶴からは青春18きっぷの使えない
北近畿タンゴ鉄道になります



西舞鶴から四つ目の駅は丹後由良



丹後由良は古くは北前船の港として栄えてました
建て看によると
山椒大夫の舞台だそうです

父を訪ねる旅の途上だった安寿姫・厨子王とその母は
人買いの山岡太夫により母は佐渡に
姉弟は由良の山椒太夫に売られます
 由良で二人は山椒太夫にこき使われ
やがて二人は逃げ出しますが
安寿は捕まり焼き殺されます
憎き山椒大夫
芝居でのあの残酷なシーンが浮かびます



丹後由良の隣は栗田
「くんだ」と読むそうです
そして次は宮津です



宮津から一駅 天橋立駅に到着 14:16



天橋立駅の観光案内所でフリー切符を購入



フリー切符は二日間 路線バス・観光船・ケーブルカー乗り放題
お得な切符です(2460円)



まずは「三人よれば文殊の知恵」の智恩寺にお参りして
観光船に乗ります



所用時間12分 20分間隔で出ています



遊覧船から投げる餌にカモメが舞います
ちょっと怖いぐらい



知恵の輪灯籠
3回くぐると賢くなるそうですが
潜れません
有料の貸自転車がありました



ケーブルカーで笠松公園に



天橋立全景



有名な股のぞき



早速私も



わっぱの右に見える白い建物が
今夜の宿です



帰りもリフト

桟橋から天橋立を歩いて帰ると50分
歩けない距離ではありませんが
暑いから船で帰ります



なんと小天橋が旋廻していました



天橋立散歩です



桟橋にも知恵の輪がありました



先ほど旋廻していた小天橋 16:00



大天橋を渡り



はしだて茶屋のあさり丼が名物のようです



松並木



海水浴場



与謝野寛・晶子夫妻の歌碑

小雨はれみどりとあけの虹ながる与謝の細江の朝のさざ波

人おして回旋橋のひらく時くろ雲うごく天の橋立
晶子



三本寄れば文殊の松



遠くに見えるは今宵の宿



天橋立神社の横にある磯清水
海水に囲まれているのに塩分を含んでいないという
名水百選の一つ
ここまで小天橋より15分 16:15



16:35 往復で約35分
日本三景を全て踏破しました

天橋立駅から丹海バスで宮津に
宮津からホテルのお迎えバスがあり
定刻5分前に宮津駅に到着



ホテルは36平米のツインルーム
ひとりではもったいないオーシャンビューです
1泊朝食付きで8100円と格安のリゾートホテルです



私の部屋から天橋立は見えませんが
ここからは見えます
先程までプールで子供たちが遊んでいました



夕食はホテルの地下にある居酒屋で
とりあえずビールと冷奴
豚の角煮とへしこ焼き
鯖のへしこの焼き物が美味でした
玉川雄町も美酒でした
露天風呂もゆったりと
青春18きっぷ(その2)の初日です



二日目



8:30ホテル発の送迎バスで宮津駅に
やや遅れていた8:45発の丹海バスに乗り込みました

どこまで行っていいものやら・・・
遊覧船乗り場で全員降りたので
あわてて私も下車
ポリシーがありませんが正解でした



遊覧船は昨日購入したフリー切符が使えます



観光客による餌投げが始まるとトンビまでがやってきます



対岸の阿宇野神社方面の舟屋



甲板ではかもめのエサ渡し
なかなか難しそうです



300o望遠で写してみました



手を振っているひとがいます
船宿かな



レストラン街



10:55 伊根

観光船からおりて丹海バスで伊根まで
ここからは歩きです



11:05 お洒落なレストランがありました



毎年7月末に行われる稲祭りの祭礼舟艇庫



11:20
対岸にてくてくと歩き
郵便局を通り阿宇野神社方面に向かうと
倉忠という船宿がありました



11:25 舟宿 鍵屋
船上からみた手を振っていた宿はこの辺り?



舟屋の中を見学できるお家がありました



舟屋の中



先端にはいけす



望遠でレストラン街を撮影



丘の上にある舟屋の里公園



帰り 11:45
郵便局の近くに無料の自転車がありました
自転車で舟屋の里公園へ
坂道がきつく汗だく
歩いて階段を登ればよかったと後悔です



伊根湾が一望 12:07



青島



日出(遊覧船乗り場)方面



昼食は伊根湾を一望できるレストランで



豪華な海鮮丼

お腹一杯になったところで帰ります
丹海バスで宮津まで
そして



丹後鉄道宮福線
福知山線〜東海道線を乗り継いで
5時間41分乗車時間4時間21分の旅でした



青春18きっぷ有効に使い切りました
今年の青春も終わりかな・・・
明日からしっかり働きます


蓬莱峡(青春18きっぷの旅)(その1)
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