モスクワ芝居三昧の旅(1)
            第一報(初日〜二日目『夏の夜の夢』)
    
2017年05月29日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery


堀江新二先生同行『モスクワ芝居三昧の旅』に行ってきました
モスクワで芝居を観るなんて
夢のようなこと
先生と一緒なら
修学旅行のような気持ちでいけるかな〜
ロシア語はさっぱりだけど
あらすじさえ解れば
なんとかなるか

ユーゴザーバードの『夏の夜の夢』を見ました
とても面白く
それなりに解ったから・・・
軽い気持ちで参加しました

申し込んだ翌日にペテルブルグでテロがあり
ちょっと怯みました
帰国時にもロンドンでテロが・・・
やりきれない気持ちですが
芝居を楽しむ人達は暴力と無縁です



海外旅行といえば
お昼は仕事や観光で
夜は食べて飲んで寝るというパターンですが
今回は
お昼は観光に近いですけど
ロシアの文化や演劇に関する堀江先生によるレクチャー
夜は芝居で
ホテルに到着するのが11時頃
コンビニもギリギリセーフかアウトです
それなりにハードな旅でした



関空から仁川は2時間弱
仁川からモスクワは9時間程度
合計11時間程度です
仁川で1時間半近く出発が遅れました
出発からモスクワ到着まで
その間はずーと昼間ですから
巨匠とマルガリータ』の下巻を読み切り
どん底』を再読して
事前勉強はそれなりにしたつもり?



夕方7時頃(日本時間で深夜1時)
モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港に到着
モスクワは九時頃まで白夜だそうです
写真は2009年に完成したターミナルD
流線型の屋根から歩道を吊り下ろしたケーブルステイ構造
近代的な建物です



ホテルに到着したのが8時頃
ホテルの食堂で夕食
ホリデーイン・モスクワ・レースナヤホテル



部屋はそれなりに広くて快適
夕食のときビールを飲んだのですが
ルーブルがなかったのでカードでデボジット
デボジットしたおかげで冷蔵庫が使えました
どこでもカードでデボジットは普通ですが
ロシアの場合カードでデボジットするか
5000ルーブルを現金でデボジットする必要があるようです



夕食後
明日からの芝居三昧の準備をして
三人で初日乾杯



最寄りの地下鉄はベラルースカヤ 
レスナヤ通りに面し便利な場所です



朝食は魚やご飯もあって助かります
私は不精ですから箸を持参しました

芝居は夜
昼間はバスで市内見学です



スターリン建築様式(スターリンゴジック)と
言われる7つの建物うちの一つ
外務省前を通過 10:06



Borodinskiy Bridgeのオベリスク 10:08

  
              
Bridge of Bohdan Khmelnytsky 10:25       Pushkinskiy Bridge 10:28   



モスクワ大学 10:40
この建物もスターリン建築様式の一つです



雀ヶ丘



左手にモスクワ新都心(雀ヶ丘の展望台から)



正面は競技場(雀ヶ丘の展望台から)



右はプーシキン橋(雀ヶ丘の展望台から)



振り返ればモスクワ大学 10:53



白樺の並木道



ノヴォデーヴィッチ修道院 11:27
白鳥の湖のモデルとなった川面



明るい並木道



ノヴォデーヴィッチ修道院
修道院にはチェーホフやスタニスラフスキーのお墓があります



公園を抜けて 11:43
ライラックの花がたくさん咲いていました



Hotel Ukraine 11:52 通過
この建物もスターリン建築様式の一つ



Temple of St Simeon the Stylite 11:56 通過



ボリショイ劇場前でバスから降りて 12:26



赤の広場の門 12:30



赤の広場
ロシア語で赤いというのは美しいという意味だそうです



スパスカヤ塔



振り返れば国立歴史博物館



聖ワシリー寺院



レーニン廟



レーニン廟の対面はグム百貨店



グム百貨店の中



出口正面はレーニン廟



昼食はこのレストラン(pectopah )13:10



レストランの中に入るとサモワールがありました



14:14



芝生の手入れ中



14:26



ボディチェックを受けてトロイツカヤ塔から入場
14:50



14:56
大聖堂広場のアルハンゲリスキー大聖堂(左中央)
たくさんのドームがある建物はブラゴヴェッシェンスキー聖堂(右奥)


 15:00
モスクワ川に沿った大クレムリン宮殿
宮殿内は撮影禁止
ロシア王室の贅沢な宝石や衣装
世界中の諸侯からの贈り物
宗教美術
武器
その豪華さには驚きました
およそ1時間半の見学
途中外を見ると雨が降り始めたようですが・・・
嵐だったとは



外に出ると雨は止んでました
イワン大帝の鐘楼 16:30
写真左手にある生神女就寝大聖堂
大聖堂正面の広場は
ムソルグスキーのオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の
戴冠式の場面になったそうです



Dormition Cathedral(ドミトリー大聖堂)
生神女就寝大聖堂

生神女とは正教会における聖母マリアを指す称号
生神女就寝祭とは生神女の永眠を記憶する祭
1475年から1479年にかけて
イタリア人建築家アリストーテリ・フィオラヴァンティ
によって建設されたそうです
中を見学



パンフレットから



ツァーリ・プーシュカ(大砲の皇帝)と砲弾



地図で大統領官邸が元老院となっていますが もと元老院です


16:50
大統領官邸(元・元老院)
修理中の屋根が先程の大風によって剥がされた?



ホテルにあったモスクワタイムスによると
The storm that hit Moscow on the afternoon of Manday,May,29,caused
singnificant damage across the city.
16people lost their lives and over100 were hospitalized
5月29日(月)の午後にモスクワを襲った嵐が
都市全体に大きな被害を及ぼし
16人が命を失い100人以上が入院した・・・と

クレムリン宮殿や武器庫の見学をしていた
僅か1時間半の出来事だったのでしょうか?

この後
私たちは2班に分かれ
地下鉄に乗ってフォメンコ工房に
もう一方のグループはユーゴザーバド劇場へ
『夏の夜の夢』
私たち神戸組三人はユーゴザーバドの「夏の夜の夢」は見たことがあるので
フォメンコの『夏の夜の夢』を観劇します



17:40 フォメンコ工房前
地下鉄のクトーゾヴォー駅から数分
TEATPはテアトル



フォメンコ工房のロゴマーク



この劇場は旧館です
今から25年?前
ロシア国立演劇大学の教授だったフォメンコ氏が学生たちと立ち上げたのが
フォメンコ工房
その当時の学生が抜群にうまかったので
フォメンコ工房は大評判
それではと
モスクワ市がポンとお金を出して建てたのが
旧館正面にある新フォメンコ劇場
関西の大都市・神戸市や大阪市も
文化や芸術にポンとお金を出して欲しいです



ここがモスクワ川沿いに建てられた新フォメンコ劇場



演目はほぼ毎日のように変わります
芝居は日本で言えば歌舞伎・能のようなもの
今日はシェイクスピア
明日はチェーホフと同じ役者が演じるそうです



本日の公演は
シェイクスピア 『夏の夜の夢』



正面ロビーで地下は小劇場とラウンジ
右手が劇場です



ラウンジ



本日の夕食



フォメンコさん
ソ連時代は芝居を書くことも演出することもできなかったけど
今から25年前(1991年)のソ連の崩壊で
学生たちと立ち上げたのがフォメンコ工房
つまらない演出家の元で不満を貯めていた俳優達も
演出家たちを追いやって
活き活きと芝居を始めたと・・・
 
最終日に見るブルガーコフの『巨匠とマルガリータ」も
30年近く禁止され
1940年に48才で亡くなったから36年後の1976年に
当時の書記長ブルジネフが許可してやっと上演されたと・・・
そんな話を堀江先生は話して下さりました



地下は小劇場



小劇場



小劇場は階段に腰かけて楽しみます



モスクワ川と新都心



7:09
200席程度の理想的な劇場です

いよいよ芝居が始まります
舞台にぶら下がる4本の布がどうなるのか
楽しみです

『夏の夜の夢』
素晴らしい舞台でした
さすが今ロシアで最も旬な劇団
フォメンコ工房

きょうはここまで
芝居の感想はまた後程・・・



10:06
ブラボーコールの余韻にひたりながら
劇場を去る人達〜私たち
ロシア演劇ツアーの初めての夜です
明日はお昼はトレチャコフ美術館
そして
夜は同じくフォメンコ工房
『最後のあいびき』です
楽しみです

続きは
モスクワ芝居三昧の旅U
夏の夜の夢の動画です
小さな動画と大きな動画があって
大きなきな動画を観るには
ちょっとテクニックがいるかもしれません
をクリックして
■がでてくるとLoadingが始まり
しばらくして(時間がかかります)
予告編が始まります

http://fomenko.theatre.ru/performance/dream/



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