『観劇記 屋根裏 』 

観劇記 あまご 
2015年5月24日
大阪 ウイングフィールド
 
          作・演出: 坂手洋二 燐光群

                   
 13年ぶりの再演です。
初演は見ていませんが
再演を期待して台本だけは読まずに持っていました。
芝居は予備知識なしで観る方が緊張感がありますから・・・
 燐光群の芝居
いつものように芝居の流れについてゆくだけで精一杯
次々と屋根裏に引きこもる人たちが現れて彼らがどのような関係にあるのか
どう繋がってゆくのか
初めから終わりまで頭の中は錯乱状態、
一夜明けて、思い起こすと
行き場のない若者やいやな世の中から逃げ出したい
どこかに引きこもりたくなるような今の世の中
人それぞれ繋がらない気持ちがあるのだと自分なりに納得しました。
 緊張感を求めて劇場に足を運んだ甲斐がありました。
40〜50人ぐらいしか入れないような狭い劇場
まるで屋根裏で見ているような一体感を感じます。




 ちらしにはこんなことが書いてありました。
「・・・現在、あるいは近未来。誰が発明したのか、世間から「ひきこもり」とされる人々が、それぞれ自ら閉じ籠るための「パッケージ空間」である「屋根裏」が、商品として、秘密情報による譲渡の対象として、世間に流通し始めます。
 それぞれの「屋根裏」の極小空間から発せられるメッセージ、呼応し合うように起きる事件の数々・・・






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