『観劇記 東男迷都路』 

観劇記 あまご 
2015年6月6日 
 
          原作:シェイクスピア 翻案:喜志哲雄  演出: 孫高宏
          ピッコロ劇団第52会公演
                   
あらすじは劇団のチラシから

江戸のとあるところ
武家の息子 秀乃進と十次郎は実の兄弟のように仲が良い。
ある時、秀乃進は広い世間を見るために京都へ旅立つ。
十次郎を誘いたいが、彼は恋人の八重に夢中だ。

京都所司代 松平久信の屋敷
秀乃進は久信の娘 白百合姫と知り合い、愛し合うようになる。
しかし、彼には、花見小路綾麿という恋敵がいる。
愚鈍だが、金持ちの公卿で白百合姫の父親のお気に入りだ。
なんと、父親の命令で、十次郎も京都に。
あろうことか、白百合姫に一目惚れする。
十次郎に置き去りにされた八重も彼恋しさに男装して京都へ。
彼が他の女に心を移したことを知りひどく悲しむ。

恋に患う男と女。ため息、迷い、悩み、裏切り。
それぞれの思惑が交錯する中、事態は展開してゆく。
八重の思いは十次郎に通じるのだろうか。
秀乃進と白百合姫の恋は実るのか…



原作はシェイクスピアの「ヴェローナの二人の紳士」
原作のミラノ大公は京都所司代
ヴェローナの二人の紳士は江戸の若侍
筋は原作とほぼ同じ
若侍の裏切りと和解
誠実な娘達たち
間抜けな父親たち
愉快な喜劇でした
江戸時代都と言えばやはり京都ですね。
京都が上で江戸が下
京都から江戸に持ち込まれる貴重なものが
下りもの
伏見や灘の酒は下り酒
つまらんものは下らんといいます。



オープニングの演奏が良かったです。

 

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