『エターナルチカマツ 観劇記』 

観劇記 あまご 
2016年3月2日 
 
          作:谷賢一 演出:デヴィッド・ルボー 

                   


エターナルとは永遠
「永遠の近松」ですね。

私にとっては久々の深津絵里さんの芝居です。
といっても2作目ですが・・・
最初は2013年7月の「春琴」でした。
サイモン・マクバーニー演出による
新劇と日本の古典的な文楽を融合したような斬新な舞台でした。
今回の演出はデヴィッド・ルボー
アメリカやイギリスで活躍する有名な演出家だそうです。

深津さんは外人の演出家に好まれるのかな〜
不思議な美しさがありますから・・・

しかし今回の深津さんの出番は主に芝居のナビゲータのような役で
主役は七之助
なんだか七之助の陰に隠れてしまったようで残念でした。
まあ
それだけ七之助が美しかったということかもしれません。

あらすじのような感想

 多額の借金を抱え身投げしてしまった夫に代わり借金返済のため売春婦に身を落としてしまったハル(深津絵里)、この仕事いつまで続けば借金が無くなるのか、もうそんなに若くない、苦しみと焦り、そんな不安な気持ちの中で、いつしか妻子ある客のジロウ(中島歩)に恋をしてしまった。道ならぬ恋、ジローの兄に哀願され、金の引き換えに別れを決意したハルが川辺を歩いていると、現われたのは遊女小春(七之助)、ここから時を越えた近松の「心中天の網島」が始まります。現代夢玄能の世界です。蜆川橋渡しの舞台転換が美しく見事でした。
 

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