『空の村号 観劇記』 

観劇記 あまご 
2016年3月13日 
 
          作:篠原久美子 演出:合田幸平 劇団どろ公演 

                   

あれから5年もたったのですね
新聞やTVで報道されていましたけれど
心がこもっているようには思えませんでした
正直思い出したくもなかったできごとです

あの頃から嫌なことが多くなったような気がします
テレビはほとんど見なくなりました
新聞も冷ややかに眺めているだけ

芝居の主人公の空がいうように本当のことは悲しいことばかりです
それでも
芝居の最後の場面
純な心をもった小学5年生の空の夢に
笑いながらも涙が出てしまいました


阪神大震災からも20年経ち
ずいぶん歳をとってしまいまいた
そろそろ
行雲流水
こううんりゅうすい
物事に執着しないで自然の成り行きに任せてみよう

思いつつも
忘れてはならぬことや
許してはならぬ事があまりにも多いのです
時々微睡むような暖かい春の夢が見たくなります
うつらうつらと・・・・

芝居は・・・
楠木空を演じた新井君はとても爽やかでしたね
いい感じで空君にぴったりはまっていました
空君の同級生を演じ北さんと原田さん達による
愉快な正義の味方○○マン達も呼吸ピッタリ
深刻な物語に暖かい笑いが添えられて
和みました

芝居の力

そんな想いにかられた『空の村号』の一口感想です。
 

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