『俺たちは天使じゃない　観劇記』　

観劇記　あまご　
2016年4月23日　
　神戸演劇鑑賞会４月例会　
　　　　　　　　　　作：サム＆ベッラ・スピーワック　　演出：丹野郁弓　
　　　　　　　　　　出演：仲代達矢　西山知佐　菅原あき　松崎謙二　赤羽秀之
　　　　　　　　　　　　　　平井真軌　神林茂典　松浦 唯　吉田道広 　他 無名塾

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


神戸演劇鑑賞会の４月例会です。
昔
有島一郎・西村晃・前田美波里等によるミュージカルを観ました
数年まえもイッツフォーリーズによるミュージカルもありました。
この芝居ミュージカルだとばかり思っていたのですが
原作もあり映画にもなっていたのですね。

今回は原作に近いストレートプレイです。
原作はカナダが舞台だそうです。

あらすじは無名塾の公演案内より

南米の明るい海辺の町??は実は犯罪者の流刑地。
とある夫婦の営む雑貨店にも
収監中の三人の囚人が雇われてきます。
店主たちの不安をよそに
この三人
ひょんなことから店の窮状を知るや一致団結。
その絶妙のチームワークに店主夫婦も大喜び。
が
やがて最大のピンチが・・・。
凸凹夫婦に因業オーナー、純情娘とその恋人
そこへ天使のごとく活躍する囚人三人組が入り乱れ
事態は思わぬ方向に。
　
なんといっても仲代さん
声・表情・動き
観客が引き込まれて行きます。
昔の
仲代オセロ―、仲代マクベス　仲代リチャード　仲代サーチン
力強い仲代ワールド

最近の仲代さんはコミカルな役が多いですね
１０年ほど前でしたか
奈良岡さんと共演されたドライビング・ミス・デイジーあたりから
役の雰囲気が変わったように思います。
仲代ジュニアのようだった無名塾の男優さん達も個性が出てきました。
無名塾の女優さんはいつも魅力的です。

『俺たちは天使じゃない』
昔みたミュ−ジカルとはかなり設定が違っていました。
どうしても最初に感動した芝居からは離れることが出来ません。
ミュージカルの脚本は矢代静一
音楽はいづみ・たく
演出は藤田敏雄
そして豪華な役者とバンド演奏で
できたばかりの渋谷のパルコ劇場で魅せられてしまいました。

ペテン師泉の三太（有島一郎）の見事なスネークダンスと
ねじ釘の哲（西村晃）のマジックの競演に観客は大喝采！
前田美波里さんの歌と踊りにうっとり・・・

翌月の神戸公演では有島さんが休演で
三太は西村晃　ねじ釘の哲は金井大さんでした
僅か一月で早変わりできるとは・・・
感心しました

歳をとると最近のことより
つい昔のことを思い出してしまいます。

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