『金壺親父恋達引』 かなつぼおやじこいのたてひき 
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観劇記 あまご 
2016年7月23日
 
 
          作:井上ひさし 作曲:野澤松之輔 国立文楽劇場(大阪)

                   


初めての大阪国立文楽劇場です
関西に居て初めてとは恥ずかしいことですが
東京の国立劇場で始めて新作文楽
『不破留寿之太夫』 をみて
新作文楽の魅力を知りました。
機会あれば古典文楽も見てみたいと思います。
そもそも文楽に新作物があると知ったのは最近です。
三島由紀夫や木下順二
最近では三谷幸喜さんの「其礼成心中(それなりしんじゅう)」もありました。
文楽劇場の展示室には戦前戦中に
軍部に協力させられた作品の紹介もありました。

さて本作
原作はモニエールの「守銭奴」
昔、俳優座の舞台で見ましたがとても面白い作品です。
ユーモアあふれる井上ひさしさんがどう描くか
見る前のワクワク感がありました。

井上ひさし版の主人公は呉服屋「金仲屋」の金左衛門
ひどいしまり屋で、ためたお金を壺に入れて庭に埋め
こっそり取り出しては眺めるのが日課
町内で評判の美しい娘お船が
30両の持参金付きで嫁に来るので興奮しています。
ところがお船は息子の万七と相思相愛
原作どおりハッピーエンドとなるか・・・
なりましたね
たのしいひと時でした。
今度は古典にも挑戦してみたいと思います。



 

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