『ミラー』 東京演劇アンサンブル×イエスシアター(パレスチナ)共同制作 
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観劇記 あまご 
2016年9月10日 
 
          構成・演出: イハーブ・ザーハダ&公家義徳

                   

パレスチナと日本の劇団との共同制作

身体表現性のきわめて高い驚くほど新鮮な舞台でした。
これは「新しい演劇!」なのか
芝居の内容も
沖縄からパレスチナ
今の日本から世界まで
中身が豊富過ぎて私の小さな頭では消化しきれません。
でも観劇中に涙が・・・
芝居をみていることの喜びです。

最初に登場した役者さん達による
ロボットのようなぎこちないダンスは
抑圧された人間のこと
芝居の中で繰り返さる劇中劇
自分たちが演じていることに対する苛立ち
怒り・喜び
「今生きているところは祖国であって故郷ではない」

パレスチナのことはよくわかりませんが
福島や沖縄のこと
そして今の日本に忍びつつあるもの

同時代を生きる者として
考えざるを得ない
実に難しい時代を生きていると・・・

そして誰かを待っている
いや!何かを待っている
不思議な思いに駆られる芝居でした。
ただ
欲を言えばラストはもう少しシンプルでよかったのでは・・・

東京演劇アンサンブル
名のとおり素晴らしいアンサンブルでした。



 

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