『舌出三番叟』 
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観劇記 あまご 
2017年7月20日
大坂松竹歌舞伎座 
 


梅雨明けの7月20日
初めての大阪松竹座の歌舞伎です




三番叟:鴈治郎
千歳:壱太郎

「三番叟」と「盟三五大切」に魅かれての芝居見物です
「三番叟」はおめでたい時に舞われる舞だそうですが
格調高い中にもひょうきんさが漂います
私は「操三番叟」を見たことがありますが
「舌出三番叟」は初めてです
踊りの途中で舌を出すというのがコミカルですね
その他の三番叟には
「寿式三番叟」や廓三番叟」などがあります。

舞台はずらりと並んだ囃子方の鼓や太鼓・笛の音に合わせ
三番叟と千歳が穂に見立てた鈴を振りながら
五穀豊穣を願って軽やかに舞います
千歳(せんざい)は若者の象徴だそうですが美しい女性で
三番叟の先導役を務めます
三番叟(さんばそう)農民の象徴
烏帽子をかぶり扇と鈴を持って
舞に願いを込めるのです

天下泰平(戦争のない国)
国土安泰(災害のない国)
五穀豊穣(豊かな実りある国)

そう思います

                     
 

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