『しあわせの雨傘』 
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観劇記 あまご 
2018年4月15日
神戸演劇鑑賞会 
 
原作:バリエ&グレディ 演出:鵜山仁

『しあわせの雨傘』はNLTのプロデュース公演
主演の賀来千香子さんは有名な女優さんだと
皆さん言っていましたが
あまりTVを観ない者だから初めて
舞台からは遠かったけど
スタイルのいい魅力的な女優さんですね。
楽しいフランスコメディーでした
今年3月におなじくフランス喜劇 文学座の『真実』を観ました
(作:フロリアン・セレール 訳:鵜山仁 演出:西川信廣)
嘘×嘘=真実
見事に騙されてフランス喜劇の魅力に取りつかれてしまいました
『しあわせの雨傘』も「嘘」がひとつのテーマでしたが
コメディーとしてはいまひとつの感がありました
あとで会報誌を読んだら
この芝居は70年代の芝居だとか・・・
半世紀前のフランスが舞台
当時は日本も労働運動や学生運動が盛んでしたが
今はすっかりおとなしくなりました
今のフランスはどうなのでしょう
ちょっと気になりました

備忘録として留めるために
あらすじは
劇団NLT舞台『しあわせの雨傘』公式サイト |より引用しました

 とある町の、大きな傘工場の経営者夫人シュザンヌは、メイドもいる専業主婦。子育ても終わり、ポエムづくりとジョギングが日課。家事も仕事もしなくて良い、と夫に言われる“お飾りの妻”となっていました。しかし彼女は“お飾り”ではなく、素晴らしい実力を持った女性だったのです。
 シュザンヌは子育ても終わり、優雅な日々を送るが、退屈な日々を送っている社長夫人である。社会の中に自分の居場所はなく、家庭でも母としての位置は、愛されるママでしかない。
 夫のロベールは仕事最優先、シュザンヌの事など見向きもしない。彼は、秘書のナデージュを愛人にしていた。娘のジョエルは結婚し、夫を父の傘工場に勤めさせている。息子のローランは、会社の後継者になるつもりは全くなくパリ暮らし。しかし、びっくりするニュースを持って実家に帰ってきた。
 そんな時、独善的で典型的なブルジョア社長ロベールに反発する労働者が、横暴な経営を改善しろ、とストライキに入ってしまう。ロベールは、事態を収拾するどころか、悪化させ工場に軟禁状態になってしまう。
 この窮地をシュザンヌは、若い頃には交流のあった、今は共産党員の市長であるババンに、助けて貰おうと相談する。ババンの協力もあり、創業者の娘としてシュザンヌは組合との交渉に成功する。そして夫は軟禁から解放されるが心臓発作を起こしてしまう。夫のロベールに代わり、彼女シュザンヌが社長に就任するが・・・
      配役
          シュザンヌ(ピジョル夫人) 賀来千香子
          ロベール(シュザンヌの夫) 井上純一
          ナデージュ(ロベールの秘書) 遠野 なぎこ
          ジョエル(ピジョル家の娘) 広田礼美
          ローラン(ピジョル家の息子) 後田真欧
          モーリス・ババン(市長) 永島敏行

映画では シュザンヌ(ピジョル夫人)は
カトリーヌ・ドヌーブ 
予告編がYouTubeにありました
簡潔で面白いです

https://www.youtube.com/watch?v=0SZiAx5_aUE



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