『みすてられた島』 
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観劇記 あまご 
2019年6月15日 
 
作・演出:津留章仁
青年劇場
神戸演劇鑑賞会6月例会
文化ホール


あらすじ
20XX年
とある島
戦争が終わって安堵していた矢先
突然本土から独立を言い渡される
「独立するってどんなこと?」と当惑する島長(しまちょう)一家のもとに
島の有力者たちが次々と集まってくる
とにもかくにも憲法を
と議論が始まり
侃侃諤諤(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう)。
長い会議のそのかげで、将来不安から脱出しようとする人々も。
島の未来と個々の事情、愛憎がからまって
はてさて一体どうなる!?

青年劇場HPから

 
児島大作(61歳) 島長
児島泰江(58歳) 大作の妻
児島国彦(30歳) 大作の長男
児島範子(27歳) 大作の長女
椿ゆかり(29歳) 島の女
船江 亮(28歳) 漁師 範子の恋人)
春日昌平(60歳) 島議会議員 元魚市場
鳴海耕造(58歳) 海産物工場代表取締役
島村 昇(52歳) 漁業組合長 漁師
貞升恵美(48歳) 島議会議員 元新聞社
矢内千佳(49歳) 児島の隣人
磯辺 栄(44歳) 島議会議員 元教師
吉村  直
藤木 久美子
清原 達之
八代 名菜子
大山  秋
本城  憲(客演)
葛西 和雄
広戸  聡
大木  章
湯本 弘美
松永 亜規子
島本 真治

沖縄のこと
こんなに本土からいじめられているのなら
独立したいだろうな〜
ときどき思うことがあり
こんな思いを描いた芝居かと想像していましたが
違いました

戦後まもなく
本土から切り離され
独立を余儀なくされたため
自分たちで憲法を作った島があった
こんな話なのかなと
思っていましたが
違いました

近未来の芝居でした
いまなら
ふとしたことから戦争が始まり
こんな事態に陥ることもないようであるような
いつも
中津留作品には
時代と権力に翻弄される庶民の姿が
優しく描かれています

物語はよかったのですが
台詞がほとんど聞き取れず
想像力でおぎなってはみたものの
追いつかず
耳の老化に
後列8列付近の魔の席
苦しい観劇になりました
そんなわけで
機会があったら戯曲を読んでみたいと思います
次回の中津留作品を期待します

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