『リア王 King Lear 』 
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観劇記 あまご 
2019年6月19日 
 
上演劇場:デューク・オブ・ヨークス劇場
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
出演:イアン・マッケラン



今年6本目のNLTはシェイクスピアの四大悲劇の一つ
『リア王』
リア王演ずるは
『誰もいない国』での好演だった名優イアン・マッケラン
今年80歳となったマッケランが80歳のリアを演じました
最高の役者人生を送っていると
冒頭のインタービュー

配役はいつものように異色でした
リアの末娘コーディーリアは黒人女性
忠臣ケント伯は白人女性
『リア王』は昔
俳優座の舞台で見たことがあり
その後
戯曲も読んだはずですけど
大部分は忘却の彼方にあり
グロスター伯爵の二人の息子のことも副筋だったこと
忘れていて
舞台の展開と共に思い出しました
親子を巡る二つの流れが絡み合って
舞台は膨らみます
グロスター伯爵を演じた役者もマッケランに劣らず
見事でした


彷徨うリアとグロスター伯( Danny Webb)
そして
シェイクスピアの芝居によく出てくる道化は
とても重要な役ですね
世間(民衆)のことが分からない王に
さりげなく世間のことを伝える役目があります
賢い道化を抱えているものほど
よい政治を行っていると
江戸の太鼓持ちも賢くなくては務まりません
今の某国のTOPは
自分のことしか考えない道化や太鼓持ちが取り巻きですから
まさに「裸の王様」のようです
ちょっと愚痴ぽくなりましたから
今日はこの辺で
次回も楽しみです

 

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