『アルジャ-ノンに花束を』 
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観劇記 あまご 
2019年8月30日
神戸演劇鑑賞会8月例会
神戸文化ホール 
 
原作:ダニエル・キイス 脚色・演出:菊池准 制作:劇団昴
 
チャーリー.ゴードン
アリス・キニアン(先生・恋人)
ストラウス博士
ニーマー教授
バート・セルドン
母親ローズ
父親マット
妹ノーマ
パン屋の主人

パン屋の職人
パン屋の職人
パン屋の職人
養護施設の職員
フェイ・リリマン(アパートの隣人)
町屋圭祐
槙乃萌美
宮本充
金子由之
岩田翼
大矢朋子
三輪学
染谷麻衣
佐藤しのぶ
山口研志
江崎泰介
加藤和将
市川奈々子
望月真理子



この芝居映画にもなり
何度も再演された舞台だそうですが初めて観ました。
期待通り見応えのある芝居でした。
舞台装置もよかったですね。
中央にある扉から時を越えて現れる仕掛けも
アパートの秘密の出入り口も迷路に入る扉のようでした。
32歳になっても幼児のような知能しかないチャーリーが手術によって
20ヶ国語も話せるような天才青年に生まれ変わる。
恋もするようになる。
しかし
今の自分と過去の自分? 
家族とは? 
突然与えられた知識 
知識とは? 
幸せとは? 
人々との関係とは? 
なかなか難しいテーマを抱え込んだ芝居でした。
学ぶことが人々の幸せに繋がらないと
学ぶことの意味がなくなるのでしょうね。
知識は人類に進歩を与えます。
進歩は小さな幸せと引き換えに大きな不幸をもたらすこともあります。
人と人との間にある見えない糸を見つけたり断ち切ったり
進歩と後退
人々の歩みはゆっくりしたもの
非自覚的なものでもあるように思えました。
元に戻ったチャーリーは幸せそうでした。
私もまたアルジャーノンに心の花束を!


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