『モジョ ミキボー』 
Masao'sホーム  
観劇記 あまご 
2019年12月17日 
シアタートラム 

【脚本】オーウェン・マカファーティ
【翻訳】平川大作
【演出】鵜山仁
【出演】浅野雅博 石橋徹郎




あらすじ(世田谷パブリックシアターHPより)
『明日に向って撃て!』が公開された1970年のベルファスト。
映画の中のブッチとサンダンスに憧れるふたりの少年
モジョとミキボー。
異なる宗教の家庭に育ったふたりは出会い
越えてはならないと告げられていた橋を渡る。
ギャングの契りを交わし
大人たちの身勝手なルールなんかには従わず
異国オーストラリアの大地を夢見てひた走るが
その先にあったものは―――
17役を二人の俳優で演じる冒険物語。


鵜山さん・浅野さん・石橋さんの3人による芝居は
2015年
『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
以来です
今回は前回の下北沢OFF.・OFFから
やや広いシアタートラム
二人芝居ですから前回同様映像を使って
猛スピードで展開して行きます
よく解らなかったのですが
北アイルランドを巡ってのアイルランドとイギリスの領土問題
宗教紛争が芝居の背景だったのです
そういえば
70年代はそんな紛争の話が記憶にあります
舞台の中央全面にある模型のような橋が
国境のようなもので
渡ってはいけない橋だったのですね
二人の幼い少年には紛争の原因など関係なしですから
いったりきたり



途中でやっと分かりました
今度のEU離脱問題でどうなるのでしょう
宗教に加えて経済も問題となりました
子供のように無邪気に生きるわけにはいかないのでしょうか
あの時のように武力による対決は
避けて欲しいと思います

舞台は二人が双方の両親になったりして17役
これも最初は意味不明でしたが
途中で気づきました
なさけない・・・

なかなかの取組ですから
これからも続けて欲しいと思います


 

ページTOP

Masao'sホーム 観劇記