『荒れ野』 
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観劇記 あまご 
2019年12月119日 
 
穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース
作・演出:桑原裕子
下北沢ザ・スズナリ 



今年最後の芝居です
スズナリは230席の小さな劇場
申し込んだのが遅かったので
前から2列目の座布団席です
でも
グッドでした
俳優さん達は目と鼻の先
小劇場の魅力です
下北沢で最初に造られたのがこの劇場で
下北沢が「演劇の街」と呼ばれるようになった
礎ともいえる劇場だそうです

【あらすじ】
豊橋芸術劇場PLATのHPから
とある団地の一室。
ニュータウンのショッピングセンターから火災が発生し
近接した一戸建てに住む哲央(平田満)と妻・藍子(増子倭文江)
娘・有季(多田香織)の三人家族が
哲央の幼馴染である路子(井上加奈子)の部屋に避難してきた。
いっぽう路子の部屋には老人・広満(小林勝也)と青年・ケン一(中尾諭介)が出入りし
奇妙な同居生活が行なわれていた。
偶然にも一つ屋根の下で過ごすことになった一夜を舞台に
揺れ動く人間模様を描く。




なんともいえない不思議な人間関係です
なんで老人(小林勝也)と青年(中尾諭介)が同居しているのか
二人の関係は?
路子さん(井上加奈子)との関係は?
路子さん(井上加奈子)と藍子さん(増子倭文江)も幼馴染?
なぜ藍子さんは哲央(平田満)とともに
路子さんの所に避難してきたのかな〜
それぞれの思惑があって
芝居が進むにつれて少しずつ明らかになって行きます
有りえそうで無さそうな関係
それだけに秘密の世界にぐぐっと
引き込まれてしまいます
ベテラン役者に若手を加えた絶妙な演技
小林勝也さんのすっとぼけた演技がひかります
増子さんもどこかすっとぼけた可笑しさに
平田さんが手玉に取られているようで
笑いが止まりません
二人の娘有季(多田香織)
現代娘はこんな感じなのか〜
ちょっと新鮮でした

今年最後の舞台は不思議なリアリテー
小劇場の魅力にハマってしまいます
 

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