『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM(夏の夜の夢)』 
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観劇記 あまご 
2020年11月8日 
神戸アートビレッジセンター 
原題:A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ニコラス・ハイトナー
主演:オリヴァー・クリス、グェンドリン・クリスティー、デヴィッド・ムースト
上演劇場:ブリッジ・シアター(ロンドン)
上映時間:190 分(休憩含む)



今年4作目のNTLiveです
この作品は今年の6/23「夏至祭」の前日
TVに配信された
ロンドングローブ座の舞台と
6/26日に放映された
ナショナルシアターライブアットホームの舞台を見ました
自動翻訳だったのでセリフがよく理解できなかったのですが
スクリーンは柏木しょうこさんの訳
素敵な言葉の世界にも溶け込むことができました
また
TVと違って大きなスクリーンでの空中アクロバットは見事
ブリッジシアターの観客巻き込み型のステージは
参加した観客だけでなく
スクリーンで見ている私たちも共有することができました
当日は多分丸尾塾?の生徒さんたち?がたくさん来られていて
若い歓喜の笑い声が館内に響きました
神戸にも日本でも
こんな素敵な劇場があるといいですね

6月のTVでの観劇記掲示板に書いていましたので
再掲します

 ところで、明日6/24はヨーロッパでは聖ヨハネの祝日「夏至祭」ですね。夕べはロンドングローブ座の『A midsummer night,s dream (夏の夜の夢)』を観ました。この芝居、2003年にユーゴザパドの舞台を神戸で観て、一昨年モスクワのフォメンコ劇場で観て、昨年は甲南大でインターナショナルカンパニーロンドンの舞台を観ました。不思議と日本の劇団では観ていないのです。初めて観たユーゴザパドの舞台は美しく妖艶で驚きました。
 このところは、ボトム達、庶民が演じる劇中の道化芝居に注目しています。劇中のボトムが演じるピラミスと恋人のシスビーは、壁ひとつ隣同士に住む若い男女、お互いの家が仲悪いためバルコニーではなく、おうちの壁の割れ目から愛を囁く二人です、我慢しきれず、森で逢い引きする事になり、ふとした勘違いから二人とも自害してしまうという、まさにロミオとジュリエットです、劇中劇のタイトルは「冗談にして短き、若きピラミスと恋人シスビーの爆笑悲劇」これは見応えありました。職人たちが懸命に演じる下手な芝居を温かい眼差しで見つめるシーシュース公爵、だから庶民からも慕われるのですね。28日まで配信されています。ナショナルシアターライブアットホームでも26日から配信されます。両方観ると面白いかも・・・
 今は、まさに「midsummer」夏の夜の夢を楽しんでください。私は庭先で虫よけキャンドルを灯して、夏の夜を楽しんでいます。
6/23


われわれ役者は影法師
皆様がたのお目がもし
お気に召さずばただ夢を
見たと思ってお許しを

つたない芝居でありますが
夢にすぎないものですが
皆様方が大目に見
おとがめなくば身のはげみ
私パックは正直者
幸にして皆様の
お叱りなくば私も
はげみますゆえ、皆様も
観ていてやってくださいまし
それでは、おやすみなさいまし
皆様、お手を願います
パックがお礼申します

                                      小田島雄志=訳


パックが空中から観客と握手するのでした
 

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