『消えなさいローラ』 
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観劇記 あまご 
2021年2月20日 
 どろアトリエ
演出・装置・照明 合田幸平
男 新井裕也
女 立見瑛美
声 北 勝成



土曜の夜は劇団どろの別役実追悼連続公演第一弾「消えなさいローラ」を観ました。
別役さんが亡くなってもうじき1年、早いものです。
そういえば
2012年3月シス・カンパニーでの「ガラスの動物園」で
アマンダを演じた立石涼子さんが亡くなったのも昨年8月でした。
享年68歳、まだまだ若かったのに・・・
「消えなさいローラ」は「ガラスの動物園」のその後のローラを描いた芝居でした。
その後のローラ(立見瑛美)がアマンダになったりローラに戻ったり
不可思議な芝居です。
家を飛び出したトムを待っているのでしょうか
不条理劇は『待つ』ということが大きなテーマなんですね。
原作のローラとちょっと違うのはローラがロボトミー手術を受けて
ある意味でたくましくなっているような印象を受けたのです。
シス・カンパニーでローラを演じた深津絵里さんのガラスのようなローラとは違って
生きる力を手に入れたように感じました。
立見ローラに感動しました。
とても見ごたえのある芝居でした。

だっていまは
すざましい稲妻が世界を照らしているんだ!
 そのろうそくを吹き消してくれ
ローラ そして、さようなら・・・

 

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