『未練の幽霊と怪物』 
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観劇記 あまご 
2021年7月4日 
西宮芸文 


作・演出 岡田利規
音楽監督・演奏 内橋和久
出演 森山未來、片桐はいり、栗原類、石橋静河、太田信吾/七尾旅人(謡手)

現代演劇の旗手として国際的に活躍する
劇作家·演出家の岡田利規さんが能の形式に倣った『挫波』と『敦賀』を観てきました。
『敦賀』は一度も正式稼働することなく廃炉の道をたどる
高速増殖炉もんじゆを臨む敦賀を訪れた旅人が出会った亡霊の物語。



『挫波』は東京五輪招致のため
2012年新国立競技場の設計者としてコンペで選ばれた
天才建築家「ザハ・ハディド」。
その圧倒的なデザインで脚光を浴びながら
後にその採用を白紙撤回され
それからほどなく没した彼女をシテとして描いています。
シテを演じた森山未来の演技というか踊りは素晴らしく感動しました。
まるで亡くなつたハデッドさんの怨念がこもつているようでした。

 

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