『女中たち』 
Masao'sホーム  
観劇記 あまご 
2018年12月18日 
 
風姿花伝プロデュースVol5
脚本:ジャンジュネ
翻訳:篠沢秀夫(白水社)
演出:鵜山仁
出演:中嶋朋子 コトウロレナ 那須佐代子



久々の風姿花伝
というと
いつも見ているようだけど
Vol.1の「ボビーフィッシャーはパサデナに住んでいる」
2014 年5月だったから4年半ぶり2度目
ボビーに出演されていた
中嶋しゅうさんが亡くなたのは昨年7月だった
国立劇場での「ヘンリー4世」を観たのが最後
中嶋朋子さんも那須佐代子さんも出演の舞台
ここ
風姿花伝の客席に座っていると
懐かしさが込み上げてくる
ここは客席100ぐらいの小さな劇場
贅沢な空間だ


ステージナタリーより

舞台が始まった
中嶋朋子が奥様の役で那須さんが女中役
芝居の途中で女中たちの「たち」とは?
もしかしたら
二人は遊んでいるのでは?

気づいたのはしばらくたってからでした
遊びは勢いを増して
意外な展開に・・・

写真の中央にある輪は
きっと鏡なのでしょう
時々二人は輪をくぐり抜けて行きます
真と偽りを映す姿見
とても
緊張感溢れる
見応えのある舞台でした

ところで作家のジャン・ジュネ
驚きの経歴です
チラシに載っていました
ジャン・ジュネJean Genet

 1910年、私生児としてパリに生まれる。18歳の時に外国人部隊に志願し入隊するが、後に脱走しヨーロッパを放浪、窃盗や乞食、男娼、わいせつ、麻薬密売といった犯罪を繰り返し、幾度も投獄される。42年、刑務所内で初めての詩集『死刑囚』を書き出版。44年、文芸誌「ラルバレート」に小説『花のノートルダム』の抜粋が掲載される。同年、終身禁固刑の求刑を前に、ジュネを高く評価するジャン・コクトーらが介入し、自由となる。その後、コクトーやジャン=ポール・サルトルらの請願により、大統領の恩赦を獲得する。
52年、サルトルのジュネ論『聖ジュネ』出版の後に精神的危機に陥り、執筆活動を数年にわたり中断。67年、自殺未遂を起こす。
その後、移民問題に関心を寄せ、ブラックパンサー党と行動をともにし、同年、PLOの提案でアラファトと会見する。以降も度々中東に赴き、精力的な政治活動を続ける。86年没。

風姿花伝
意欲的な作品にチャレンジ
次回も見たいと思います
 

ページTOP

Masao'sホーム 観劇記