『ジョー・エッグ』 
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観劇記 あまご 
2018年12月19日 
 
作:ピーター・ニコルズ
訳:小田島恒志
演出:西本由香
文学座12月アトリエの会
上演時間 2時間35分(途中休憩15分)



あらすじはチラシから
1967年、12月のある夜。
すれ違いを抱える夫婦、ブライとシーラ。
二人は幾度となく繰り返しているかのように
重い障害を持つ娘が生まれてからの出来事を芝居仕立てで再現していく。
虚実が入り混じったやりとりの中から浮かびあがる
それぞれの思いと問いかけ。
いつもと変わらぬ夜が更けていくように思われたが
ブライが発した言葉を聞いた時
一同に戦慄が走るのだった……。



"生きる価値のある命"とは何か?
生きるということが何かの為であり得るのか?
とても重たいテーマですが
障害のある娘(平体まひる)が幕間に飛び交う姿に
母(栗田桃子)の願いが感じられました
芝居が始まる前
アトリエの隣の蕎麦屋さんで食事していたら
平体まひるさんが現われ
少しだけお話
その優しくて元気な姿が重なりました
父(沢田冬樹)と母(栗田桃子)の壮絶なバトル
祖母(寺田路恵)さん
友人(神野崇)とその妻(奥山美代子)
文学座ならではの見事なアンサンブルでした

芝居のあと
文学座若手演出家3人による
所湊、西本由香、生田みゆき
「これからの文学座アトリエ」
アフタートークがあり
アトリエ作品がどのようにして決まって行くのか
とても興味深く聞くことができました
アトリエ公演
楽しみにしています


 

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