『おかしな二人 女性版』

観劇記 あまご 
2014年6月24日 
恵比寿 エコー劇場 
          作 : ニール・サイモン  
           演出: 平野智子
                   
 始めてのエコー劇場です。客席130席、芝居を観るには理想的な劇場です。私は東京で仕事中、神戸の芝居仲間と今夜はエコー劇場で合流です。
 ニール・サイモンの作品はこれまで、地人会の有馬稲子・名古屋章による「巣」、テアトル・エコーで「サンシャイン・ボーイ」、文学座の「噂のチャリ―」などいくつか観ていますが、「おかしな二人は」初めてです。男性版と女性版があって、テアトル・エコーの連続公演、今回は女性版です。男性版と女性版のあらすじを劇団のパンプレットから紹介します。

男性版 
   プロポーズしてるんだ
     何が欲しい 
        指輪か?

 スポーツ記者のオスカーは、妻と離婚し気ままな新生活を満喫中。ずぼらで部屋は散らかり放題だが全く気にならず、今夜も友人たちと盛り上がる。そこへ仲間の一人、フィリクスが妻に別れを告げられ憔悴してやってきた。オスカーは同じ境遇となったフィリクスを誘い一緒に暮らし始めるが。二人は正反対な性格なため衝突ばかり。同じマンションに住む美人姉妹との食事会で、新たな展開を切り開こうと画策するも上手くいかず、二人の仲は険悪になって行く。

 女性版 
   男にやれることは 
     女にもやれる 
        わるい?

 キャリアウーマンのオリーブと専業主婦のフローレンスは、高校時代からの友人同士。お互い結婚に敗れたことから一緒に暮らし始めることになった。性格が異なる二人の同居生活は、吉と出るか凶と出るか!?――ご存知ニール・サイモンが1965年に発表した大ヒット喜劇「おかしな二人」を、作者自ら20年後に“これからは女の時代だ”と、登場人物の男女を入れかえてリメイクした人気作。女性ならではのリアルナ台詞が溢れ、男性版より自然体で華やかになった群像劇をお楽しみ下さい。

                

 やあ〜面白かったですね〜。とてもテンポが速く軽快な喜劇、したたかな女たちに、観ている私もたじたじ・・・・悲劇を喜劇にするなんて、さすがニール・サイモンです。舞台の紗幕も綺麗でした。このところジメジメした世の動き、テレビも見るのも新聞を読むのも嫌になりますが、久々に腹の底から笑えて気持ちのリフレッシュが出来ました。
芝居がはねた後、力也夫妻とともに居酒屋に。白川さんも参加して下さり、2年目と同じく終電車に乗り遅れてしまいました。神戸でも連続公演があったら、男性版も含めてもう一度観てみたいと思いました。



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