パーマ屋スミレ
    
2012年3月25日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery




観劇ツアー第三弾

日本橋から新国立劇場に向かいます。


『パーマ屋スミレ』

作・演出:     鄭 義信
出演:       松重 豊
           南 果歩

鄭 義信(チョン・ウィシン)による新作描き下ろし演出作品
昨年西宮の芸文でみた「焼肉ドラゴン」
あの感動をもう一度!

朝鮮戦争が始まった1950年代を描いた
『たとえば野に咲く花のように』
そして万博が開催され高度成長期のまっただ中の
在日コーリアン家族を描いた
『焼肉ドラゴン』
二作の真ん中の1960年代がこの芝居の時代背景です。
舞台は
九州のある炭坑町
在日コーリアンの美容師(南果歩)を中心に
炭鉱事故による機能障害をめぐる訴訟
生活を守るための必死の戦いが展開されます。
すざましい怒涛と喧噪
水の入ったバケツがひっくりかえり
前列の観客には防御ようのビニールシートが渡されていて
(幕前に防御の練習があるのですけど)
熱い芝居でした。
そして
今日は千秋楽です。
皆さん気合が入っていたのでしょうね。
芝居が終わると
鳴りやまぬカーテンコール
南果歩さんはもう興奮状態

今度は役者さん達があちこち指さしながら
誰かを呼んでいるようです。

現われました・・・・ 鄭 義信・・・
沸き起こりました
スタンディングオベーション

鄭 義信
熱い劇作家です。




三姉妹 左から
長女:高初美(根岸季衣) 次女:須美(南果歩) 三女春美(星野園美)




左端は進行役の大きくなった初美の息子大吉(酒向芳)
左の三味線は長本批呂資、アコーデオンは朴勝哲
 中央 父洪吉(青山達三)とスミレ




初美の息子大吉(森田甘路) 須美 須美の夫(松重豊)




パンプレットより





ロビーには舞台のミニチア模型がおいてありました。
舞台では三輪トラックは動くし、ポンプからは水が出るし
リアルな舞台でした。





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