ぶらり隅田川  
    
2006年10月07日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery



勝鬨橋(かちどきばし)


 神戸ゆかりの俳優さんが主役とのことで、奥様に連れられて東京芝居見物に出かけることになった。 仕事で東京に行くことはあっても遊びでは初めてである。今日の芝居は夜なので、昼間はお上りさんをすることにし、銀座・筑地をぶらぶらして勝鬨橋を渡って月島で奥様あこがれのもんじゃ焼きを食べることにした。もんじゃ焼きは室蘭で一度食べたことがある.ぐちゃぐちゃして気持ちが悪い印象があったが、さすが本場もんはおいしかった。月島の商店街はもんじゃ焼きのお店だらけである。 


浜離宮恩賜庭園
(はまりきゅうおんしていえん)


 浜離宮恩賜庭園は、元々は甲府宰相松平綱重の別邸で、ここからレインボー大橋をみることができる。
 池は海水で潮の干潮にによって庭趣に変化を持たせる持たせることができるそうである。この日は潮位が高かったせいか水門が閉ざされていた。


浜離宮恩賜庭園からみたレインボーブリッジ


浜離宮恩賜庭園からみたレインボーブリッジ

芝浦と台場を結ぶ吊り橋で1987年着工、1993年竣工、同年8月26日開通。中央径間長は570mで世界で47番目、日本では13番目にランクされている。私にとって、工事を学んだ思い出の吊り橋である。

 夜は三軒茶屋で寺島しのぶ主演の「書く女」を観、久々に渋谷で飲んで、東京タワーのすぐ近くのホテルに着いたときは翌日になっていた。
隅田川ぶらり


10月8日


 今朝も快晴、、ホテルの最上階のレストランで富士山を眺めながらの朝食のあと、日の出桟橋に向かい、隅田川クルーズに再び挑戦した。水位は昨日にくらべ下がってはいないが、午前中潮の低い間は運行するとのこと。船は満員に近い、どうやら人気の観光ルートらしい。浅草まで45分の遊覧コース。




勝鬨橋 
橋長246m,筑地と月島を結ぶ隅田川の最下流に架けれた橋で昭和15年(1940年)完成したが、
昭和45年以来閉ざされたままとなっている。
現在でも開くことは可能で、勝鬨橋 を あ げ る 会などが活躍している。




永代橋
 1926年完成 
タイドアーチ橋 橋長 246m




中央大橋
 1993年完成 
斜張橋 橋長 210.7m




豊海橋
1927年完成
フィーレンデール橋 橋長46.8,m


 日本で初めてのフィーレンデール橋といわれており、この橋を含めても数例しかない。フィレンデールとは、縦・横材を格子状に組み合わせ、はしごを横にしたような形でトラス構造の一種と言われることもあるが、トラスと異なり、格点部はラーメン構造である。
 永井荷風は「断腸亭日乗」でこの橋ついてに述べている。
 「豊海橋鉄骨の間より斜に永代橋と佐賀町辺の燈火を見渡す景色,今宵は名月の光を得て白昼に見るよりも 稍画趣あり。満々たる暮潮は月光をあびてきらきら輝き,橋下の石垣または繋がれたる運送船の舷を打つ水の音亦趣あり。」


清州橋
1928年完成
鋼製吊り橋 橋長186.2m





 アイバーを使ったチェーン式吊り橋。
第二次世界大戦で破壊された
世界の美橋
ライン川ケルンの吊橋を
モデルにしたといわれている。
 ライトアップされた写真を見ることがあるが
実物を見るのは初めて
感動した。
やはり美しい。



新大橋

1976年完成
斜張橋 橋長170m


蔵前橋
1927年完成
3径間上路式ソリッドリブアーチ橋
橋長 173.4m




JR総武線
1932年
アーチ橋
橋長 172m




厩橋(うまやばし)
1929年完成
3径間アーチ橋




駒形橋
1927年完成
アーチ橋




吾妻橋
1931年完成
上路アーチ橋


吾妻橋を潜るとそこは終着浅草
これらの橋は隅田川に架かる橋の半分にも満たないけれど、一つとして同じ形はなく、
それぞれの趣があって川面に映えていた。
風も心地よかった

桟橋では下りの船に乗り込む人たちでいっぱい。
私たちも今回の旅行の目的地
新宿紀伊國ホールに向けて出発

開演は1:30
急がなくては
観劇余話


目的の芝居は「罪と罰」 劇団俳優座公園

原作 ドフトエスキー
演出 袋 正     

予想通り重たい芝居だった。
未來へのゆめが感じられない、お金だけが世のすべてを支配し
生きるために若者は苦しむ
年寄りもまた
人が簡単に殺され、忘れ去れようとする。
小さな人殺しは悪で、大きな人殺しは正義の戦い
閉塞的な状況は今の世界を映し出している。
今一歩踏み出すことが
どれだけ大切なことか
それは何の力によるものなのか

ラストは感動的であった。





夜やの余話 芝居と橋

 芝居が引き、余韻を楽しみながら帰ろうとした空時、
どこかで出会った人たち、誘われるがままに居酒屋に
懐かしい人たち、化粧を落とした役者さん、
皮をかぶった僕、あっけらんとした僕の奥様、
かっこいい今日の主役小山さん、
なぜか昔、顔見知りだった小山さんの奥さん、
これまたかっこいい武正さん、志村さん、
時間がなくてお話しできませんでしたが、
若くてすてきな若井さん、そして菊雄さん、菊雄さん
今度は神戸で飲みましょう。






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