橋とスコッチとワインの旅
    
2008年09月11日 
スコットランド








 写真の左側に鉄道橋に並んで右側にフォース道路橋が見えます。二つの橋はスコットランドエジンバラの郊外にあるフォースの入り江にあります。






フォース鉄道橋は1890年に完成した中央のスパンは520mのトラス橋です。この橋の監督には日本人、渡辺嘉一氏が当たっていた」とされています。19世紀最後の英国の繁栄を記念する橋です。
スコットランドのエジンバラは、とても美しい街です。人口は40万程度、古いものほどよいとされ、マンションも古いものほどステータスが高いとのことです。新しい建物を作るにはきびしく制限されています。
スコッチウィスキーも同様だそうで、私と同じ年生まれのスコッチを買いましたが、味はもう一つでした。
ロンドン


ロンドンといえばパブです。
エジンバラのパブは気品がありよそ者である私たちはやや緊張しましたが、
ロンドンのパブは庶民的でじっくりスコッチを楽しむことができました。




テムズ川の水門






 テムズ川に浮かぶカティサーク号




アルバート橋 アイプレートの斜張橋







セバーン橋




おなじみのロンドン橋


セバーン橋には、これまでの吊橋と異なり飛行機の翼のような流線型断面をもつ箱桁形式となっています。 これによって、風を影響を和らげ軽くすることで、スリムで軽やかなデザインとなりました。

第二セバーン橋はBristolとCardiffを結ぶ高速道路(M4)がセバーン橋の渋滞緩和のために計画され1996年より供用されています。



フランスの橋
ドーバー海峡トンネル開通  94/11/8

初めてスコットランドに行った年に、ドーバー海峡トンネルが開通しました。しかし、まだ試験中で一般通行はできず、ドーバー海峡を船で渡り、ノルマンデーに上陸しました。そして、建設中のノルマンデー橋を見学し、施主であるルアーブルの商工会議所でおいしいワインをご馳走になりました。

ノルマンデー橋は、しまなみ海道にある多々羅大橋と兄弟関係を結んでいる斜張吊橋です。フランスには鉄の橋がイギリスのように沢山はありません。ノルマンデー橋は、多々羅大橋の異なりほとんどがコンクリートで出来ています。ケーブルと中央の補剛桁が鉄です。できるかぎりコンクリートを使いたかったと現地のエンジニアが語っていました。







タンカービル橋





パリ北西の工業都市ルーアンを流れるセーヌ川がルアーブル港に注ぐ河口近くに架けられた吊橋。
1959 年完成しパリとつながりました。右の写真は主ケーブルとケーブルバンドの模型です。





セーヌには美しい橋が沢山あります。


ポンデザール 「芸術橋」とよばれるこの橋は、1804年、パリで最初に作られた鉄の橋です。セーヌ川にはたくさんの橋がありますが、一番好きなのはこの橋です。京都の加茂川にイミテーションを作ろうという話しがありましたが、大反対の結果立ち消えとなりました。






オランダの可動橋



 鉄道橋の可動橋です。オランダは車よりも鉄道よりもまず船が優先します。海洋国ですね。 左は古い橋で右は新しい橋です。






ラインの橋(フランクフルト)






上の写真の橋はケーブルを調査中です。近くにも塗装中の橋があって、ラインの橋はよく整備されているようです。
左写真は川床から昇降するための螺旋階段です。石板をはめ込んだだけで、自重で支えています。



リスボン
4月25日橋



ポルトガルはのんびりした街です。リスボンには4月25日橋(サラザール橋)というシュタイマンが設計した吊橋があります。
リスボンはお魚がうまいところです。でっかい太刀魚が取れます。白いのと黒いのがあり、1m以上ありました。ポートワインは最高です。
 4月25日橋は1966年にアメリカのシュタイマンの設計による中央径間長1013mの吊橋で,かっては独裁者の名前を取ってサラザール橋と呼ばれていました。1974年4月25日のクーデターによる無血革命にちなんでこの名前になりました。アメリカのマキノ橋と同じく、耐風安定のためにオープングレーチングが用いられています。この橋を訪問した時は、拡幅計画中でしたが、数年前にケーブルの増設やグレーチング床版の拡幅、鉄道桁の追加などが行われました。










1960年作られたにエンリケ航海王子の記念碑船の先頭に立つのがエンリケ王子、その後に天文学者、宣教師、船乗り、地理学者などが続きます。




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