湯の川温泉と古代はす
    
2010年07月25日     
山と橋を渡る  Masao's Photo Gallery









日本三大美人を訪ねて
出雲の湯の川温泉に行ってきました。

湯の川温泉に
三大美人がいるのではなく

大国主命と恋に落ちた因幡の八上姫が
命に奥さんがいることも知らず
出雲の国に帰った命を追って
旅に・・・
途中山の谷間に
湯が湧き出ているのを見つけ
旅の疲れを癒したところ
いっそう美しい美人神になられたとか
そういうわけで
お湯につかれば
訳ありの人
美人になれるそうです。

大国主命さんはウサギさんを助けたりして
やさしい神様と思っていたのですが
結構
プレイボーイだったのですね。

湯の川温泉は
「日本三美人の湯」の1つ
あと2つは
和歌山の「竜神温泉」
群馬の「川中温泉」だそうです。
竜神温泉は昔行きました。
竜神温泉は役の行者が
川中温泉は
頼朝の家来が発見したそうですから
湯の川温泉が一番
美人とかかわりがあるようですね。



火の山のふもとの湯こそ恋しけれ
身をこがしても妻とならめや

想いは
かなったのでしょうかね〜
宿の前に句碑がありました。



本日のお宿は
湯元 湯の川
「美人湯」と書かれた大樽がお出迎え

酒樽だそうです
さすがヤマタノオロチの国です。




ちょっと古い宿ですが
皆さん親切で
とても感じのよいところです。

池には大きなねむの木が咲いていました。





料理は地元の魚と野菜と地酒
島根牛が美味しい!
和牛の故郷ですからね。
後から
うなぎとシジミ汁
〆は
出雲そばです!



「柔らかく 暖かく
            なぜか懐かしい
                     湯の川美人の湯」

と 書かれていましたが
昔風の本当に懐かしさを感じる
柔らかいお湯でした。

誰もいなかったので
携帯でパチリ




宿から車で5〜6分のところに
荒神谷遺跡
日本全国の銅剣を全部集めても
ここから出土した
銅剣の数にはかなわないとか
なんと358本
そしてすぐ近くに

銅剣・銅矛・銅鐸がたくさん
これほど一度に
発掘された例はないそうです。
これらは一括して国宝に
そうれはそうでしょうね〜




銅剣」 358本



銅鐸6個と銅矛16本



左の斜面中央に銅剣358本
 右の斜面に銅鐸と銅矛

この発掘作業 わくわくしたでしょうね〜
羨ましい限りです。

荒神谷遺跡の発掘から12年後の平成8年
加茂岩倉遺跡が発見され
三十九個の銅鐸が発掘されたそうです。
こんなに沢山の銅鐸が発見されたのは初めてとのこと

さらに
出雲を中心に四隅突出型墳丘墓が数多く発見され
この巨大な美しい古墳は3世紀の前方後円墳から遡ること200年
山陰地方から遠く富山の地まで及んでいるとのこと
これら一連の発見で
出雲神話は全くのフィクションとする津田左右吉説は吹っ飛んでしまった。

「葬られた王朝 古代出雲の謎を解く」 梅原猛著より

かつては津田説と同じ考えの持ち主であった梅原さんは
『学者というものは、自分の旧説が間違っていたとすれば
自説いえども厳しく批判されなければならない。』と

それほど画期的な発見だったのですね。




荒神山のすぐ近くに

こんな可愛らしい花が咲いていました。

そして
ここは蓮の天国なのです。

2000年の時を経て花を咲かす古代ハス
大賀蓮の株分け
悠久の時を経て
ここ出雲の郷に・・・




2000年ハスは7月初旬から咲き始め
今は終わりの頃
それでも一輪一輪立派で
見ごたえがありました。















まだ蕾のハスも・・・







西谷池



農業用の貯水池だそうですが・・



木製の:デッキに立つと
鯉がやってきました



西谷池のそばにある水生植物池




西谷池の睡蓮




ちょっと素敵な出雲路でした。

また来ます!





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