瑞宝寺谷西尾根   金慶橋を渡る

                    
山と橋を渡る  山歩き
                             Masao's Photo Gallery 2011/5/21




四時に歯医者さんと約束があったので
バスで有馬まで行き
六甲越えをすることにしました。

今日の山歩きの目的は
日本で初めて最後のアルミで製作された道路橋の確認
そしてニセアカシヤを観る事です。





JR芦屋駅8:03〜瑞宝寺バス停8:40〜金慶橋9:12発

瑞宝寺公園9:18〜太鼓滝9:25発〜展望台9:54〜筆屋道分岐10:00

瑞宝寺谷西尾根〜キレット10:50〜一軒茶屋11:40発12:15

住吉川源流12:45〜雨ヶ峠13:05〜横池13:43〜金鳥山14:25〜自宅15:10




日本最初で唯一のアルミニウム合金製橋梁
(芦有ドライブウェイ/金慶橋、1961年)

芦有道路にアルミの橋があることは
以前から知っていたのですが
しばらく忘れていて
六甲山歩きを始めて
有馬からの帰りのバスの窓から眺めていたら
赤い鳥居のような高欄が・・・
もしかしたらこの橋?

気が付いたのも2〜3年前なんですけど

なかなか訪れるチャンスが無くて

JR芦屋駅から有馬行き(山口営業所前行き)のバスに乗り
瑞宝寺公園前で降り
ちょっとだけ芦屋方面に戻ると橋に到着



親柱なのか高欄なのか?



きんけいばし



橋歴板

橋 歴 板には

1961年1月
芦有開発 株式会社      建  造
建  示   (1955)   一  等  橋
製作 株式会社   播 磨 造 船 所
アルミニューム合金材株式会社神戸製鋼所
アルミニューム地金日本軽金属株式会社
取扱商社     佐渡島金属株式会社

と記されていました。

製作は株式会社播磨造船所となっていますが
紆余曲折を経て
旧神戸製鋼所造船部になったり
再度独立したり
現在は石川島重工業と合併し
石川島播磨重工業相生工場と なっています。
さて
橋の下に潜りこむと



主桁も対傾構も全てアルミのようです。
床板はコンクリートで合成桁
橋長 20.6m(支間長20m)×幅員7.12〜

完成してから50年たっていますが健全です。
当時の橋の耐用年数は50年ですから
大したものです





それでは金慶橋とお別れして



沢を遡ろうとしたのですが
ブッシュに阻まれ無理でした。



バス停の横から階段を上り
瑞宝寺方面へ 9:14



9:19 瑞宝寺公園 石の基盤

晩秋 紅葉を賞でている間に
思わず終日を過ごしてしまったと
という「日暮の庭」に

太閤さんは
この石の基盤に座り
一日の清遊を楽しんだとか・・・・



9:23 癒しの森方面に行きます



9:24 川を渡る前にちょっと寄り道



太鼓滝

河原の少し奥にあります。



左岸から堰堤を越えて



9:33 再度右岸に渉り



9:39 左階段は行き止まり

左の展望デッキ方面は封鎖



9:44 この左階段も行止まり

川に降りれそうですが直進



9:48 飛び石を渡り



9:48 木の階段を登り



9:53 展望台に到着



9:54 展望台



9:58 癒しの森の案内板

展望台から西に下ると
左写真の看板があり
地図を見たら
展望台の北側の斜面から
瑞宝寺谷西尾根に行けそう
ちょっと失敗したかな〜



10:00 怪しげな三叉路

癒しの森の案内板から
少し進むと
怪しげな赤ペンがべっとり
多分六甲のあちこちにある
同じ人の仕業と思われるけど・・・

少し気分が悪くなり
通過
と思ったのですけど・・・
ここからもいけるかも 
と思い直し 左に!



10:21 3分岐

結構急な登りです。
多分ここが
展望台からの登りと合流?



10:34 高度計は700mを表示

補正すると720m辺り?



10:45 芦有トンネル

砂防ダムの索道が見えます。



10:50 ベニドウダンの花が綺麗です。

高度765m辺り



10:50 岩場を下ります。



10:51 小キレット通過



10:52 コルが見えてきました。



10:54

コルに降りて振り返ると ・・・・
こんなとこ迷いようがないと思うけどなぁ〜



10:54 マルバアオダモ




10:58 ヤマツツジがきれいです。


            
11:02 再度登りに・・?
            


11:08 平坦な道に・・・
 


11:15  岩肌に???



近づいてみると



オオイワカガミ

岩場に生えるので「岩鏡」だそうです。

たくさん咲いていました。



11:19 索道が動いています。



どうしても覗き込みたくなります。



砂防工事なんでしょうか

現在地の標高 およそ900m 山頂に近づいています。



11:34 分岐があっても直進



11:35 車道が見えます。



11:36 脱出成功! 

正面は黒岩谷の出入口




11:40 一軒茶屋到着

ここでしばし昼食休憩








ここまでの道のりです。
太鼓滝から一軒茶屋までおよそ2時間と15分でした。


一軒茶屋の北側の広場で昼食休憩して
七曲りから下ることにしました。

しまったと思ったのは
なんと登ってくる人の多いこと
挨拶するのが大変です。
でも
声掛けれれると気持よいです。
街中で声を掛けられるのとは大違いですから(-_-)



12:50 本庄橋の下流

一軒茶屋からここまで35分です。



13:05 雨ヶ峠到着



13:43 横池到着

焦っています。
歯医者さんに4時には行かなければなりません。
その前にシャワーも・・・



13:54 風吹岩到着



風吹岩のニセアカシヤ(ハリエンジュ)




本物のアカシアとは何なのかが気になります。
アカシアはマメ科アカシア属
アカシアと特定する植物はないそうで
黄色い房状の花をつけるミモザアカシヤ(フサアカシヤ)
同じような黄色いギンヨウアカシヤ等が
マメ科アカシア属を総称する呼び名だそうです。

ニセアカシアはマメ科ハリエンジュ属という分類だそうです。

ちょっとややこしいですね
でも
黄色のアカシヤ属は「ミモザ」で
白いハリエンジュ属は「アカシヤ」と呼んでも

と思うのはいい加減ですかね〜。

今日もよく歩きました。




最後は金鳥山のアカシヤです。




14:25 金鳥山の展望台はアカシヤの森です。



金鳥山の展望台

ここから30分程度で帰れます。
ベンチで一休みして
家に着いたのが15:10 

今日は念願の金慶橋を見て
アカシヤも観て
思いがけなく
オオイワカガミも発見して
良い一日でした


acacia (アカシア)

銀の花が散ってる風と陽ざしの中で
知らない町に来てる
目を閉じてかすかに響く列車の音に
心はゆられているの

遠く旅をしてても
きっと Do you love me?

今は見えない未来に
たったひとつの道しるべ

松任谷由美 作詞・作曲


☆Masao'sホーム   ☆山歩きトップ

谷歩きトップ